先日、物理の個別授業中に浮力の問題がでてきたのでマグマの話をしました。
マグマはなぜ上昇するのか?
マグマはなぜ噴火前にいったんマグマだまりに停滞するのか?
ついでに、なぜ海洋プレートは太平洋の真ん中で生まれて、わざわざ日本で沈み込むのか?
普段目に見えないことも、簡単な物理の計算を理解するだけでなんとなく想像できてしまうなんて面白いですよね。
理科の勉強って小説を読むのと似ています。
小説は日本語の文字を読むことで、頭の中で情景を想像します。
理科は数学の計算式を解釈することで、頭の中で目に見えない世界を想像します。
結局目に見える世界も目に見えない世界も、私たちが頭の中で理解する点で変わらないので(網膜を通過するかしないかの違い)、目に見えない世界を想像することは、実際に見ているのと同じだと思うんですよね。
話ぶっとびますけど、「夜と霧」でフランクルも同じようなこと言ってましたよ。