月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

割のよくもわるくもないバイト

人生初めてのアルバイトは高1の冬、年賀状配達のアルバイトでした。12月25日くらいから始まって、一週間かけて担当エリアの家を覚えます。葉書に「二丁目3の5」と書いてあったときに、その家がどこなのか、そしてその家の郵便受けがどこなのかを覚えておかないと年賀状配達できません。郵便受けも家によって様々な形をしていて、ぱっと見では郵便受けとは判別できないもの、あるいは郵便受けがどこにあるか分かりづらい家などもありますので、それらをちゃんと覚えるというのが一つの仕事です。

年内は郵便物なんて全然なくて、さっさと配り終えてしまうと予定時間を余してしまうので、家を覚えようと担当エリアを2周くらいしてから郵便局に戻ったら「そんなことしてないでさっさと戻ってこい」と怒られました。

別にそれで他の人より著しく遅かったわけではなく、むしろこのまま帰ったら他の人より早いんじゃないかと思っての行動だったので・・・バイトなんてテキパキやるのではなくタラタラ働いたほうがお得なんじゃないかとうっすら気づいてしまいました。

1月1日が本番で、その日は朝6時半くらいから勤務がスタートして自転車の前後のカバンに目一杯詰め込んで配り終えてはカバンに年賀状を満タンに補充して・・・。補充役の軽バンが近くに待機してるんです。監視役がいる闇バイトと一緒ですね。闇バイトと違って、家からものを奪うのではなく家の郵便受けにものを突っ込むのが仕事ですが。

当時の時給が最低賃金近くの780円かそこらだったと思いますが、今調べてみると似た仕事が時給1200円ほどでざっと1.5倍です。103万円の壁を178万円に引き上げると、178/103=1.7倍となり、それなりに合理的な引き上げ率のように思います。

私が好きだったびっくりドンキーのポテサラパケットディッシュは当時700円ほどでしたが今は1000円超えますので、1.7倍とはいきませんがやっぱり物価が上がってますよね。

 

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