政治家の人達がよく非課税世帯に○万円給付など、しょうもない政策ばかり実施しています。目先の自分の票のことは考えていても将来の日本に対するビジョンが欠けています。
大義名分のために仕事している政治家はいねえのかよと思う一方で、目先の自分の利益を追求することは、人間個人としては正しい行動だとも思います。
幼児や小学生に英語を楽しく教えている先生たちも、教え子達が将来英語を身につけることよりも月謝を払って受講しているいまこの瞬間に楽しく過ごしてもらえるかにきっと関心があるはず。「中学生になったときに絶対良いから!」と文法を細かく教える先生なんていないでしょう。いたとしても、たぶんそんな英語教室ウケないので淘汰されてしまうと思います。
大学受験の塾は、生徒(or保護者)の満足度をどういう視点で考えるか判断が難しいところです。
基本的には生徒も保護者のかたも短期的な満足度のほうを気にします。2年後の大学入試での合否よりも、2週間後の定期テストのほうを優先する人がほとんどです。
高3の最後まで通ってもらうことで売上最大化を目指すなら、短期的に満足してもらうことを繰り返すべきです。
一方で、卒業生の口コミなどで塾の評判を上げることで売上を伸ばそうとしたら、短期的な満足ではなく長期的な満足を目指すことになります。受験を終えてみて、通って良かったと思ってもらうことが大事なので。
うちの塾はどちらかというと後者よりの考え方で授業を設計しています。多少離脱者がでることは前提に、最後まで通塾した人の学力を受験向けになんとか仕上げることを考えています。
難しいところです。前者よりで経営したほうが、たぶん売上の数字は良いです。