ギターとバイオリンが同じ弦楽器でもまったく別物であるのと同様、高校受験と大学受験、あるいは高校での勉強と大学受験の勉強は別物です。
現役高校生がよく理解していないのは後者です。
高校での勉強は、学校の宿題・授業の予習・定期テストの勉強に分類できます。それぞれ、配布されたプリントを取り組んだり、与えられた試験範囲を勉強したりします。
定期テスト範囲でしたら、
このようによくぶつ切りになっています。
これらのぶつ切りになった試験範囲を取りこぼしなく勉強できることはある種の能力ではありますが、それは受験勉強に必要な資質ではありません。
受験勉強で必要なことは、大学入試で出題される「教科書1冊分」という膨大な試験範囲を計画的に習得する地道な行動力です。
この勉強に、こまかい範囲のぶつ切りはありません。
ただひたすらに、青チャートや物理のエッセンスの問題を1ページから毎日10題ずつ解き進めれば良いです。
「この問題は出題されないからやらなくてよい」という問題は1問もありません。