大学で若い人に交じって勉強していると、名大の学生ってほんとすげえ、と思う瞬間がちょくちょくあります。
一年前、化学の実験で原子吸光実験というものをやりました。
これは液体を揮発させて、液体中のイオンを気体中の原子にして、その原子に特定の波長の光を当てることで液体中の元素の割合を測定するというものです。
液体を揮発させるときに綺麗な炎を観察するんですが、その時に先生が
「ストロンチウムの炎色反応の色わかる?」
と学生たちに質問するとみんな秒速で
「紅」
と答えていました。Xジャパンかよって思うと同時に、秒速で答えられるほどよく暗記してる(しかも受験終わって2年以上経過している)ことに驚きました。あのときの紅は実験で観察した炎色が綺麗だったこともあり、印象的でした。
今週もとある化学実験で鉄の沈殿を作ったり結晶を作る実験があり、実験中に先生が
「2価のヘキサシアニド鉄酸カリウム沈殿の色なに?」
と質問するとある学生が
「ターンブルブルー」
と答えてました。こちとらそんな色が存在することすら知りません。
あとで化学資料集を見てみるとちゃんとありました。
こんなとこまでよく覚えてますよね。同級生ながら「あんた立派」と心のなかで思ってました。
大学受験って結局暗記。暗記してなんぼですね。
