最近大学で勉強して面白かったのは「粘土鉱物」。
砂よりも泥よりも細かい粒がいわゆる粘土で、愛知県だと瀬戸周辺で瀬戸土とよばれる陶磁器に適した粘土が産出します。
粘土というのは花崗岩が風化してそのなかの長石類が細かく砕けた後、ケイ酸とアルミニウムが再結晶することで形成されます。
愛知県には猿投など花崗岩の岩体が多くあるので、下流域で粘土が堆積し陶磁器の文化が盛んになりました。
粘土にはもう一つおもしろい役割があります。粘土は形成の過程で結晶がシート状になりそのすきまに金属イオンを保持し、土壌にとどめる役割を果たします。
植物が育つのに必要な栄養塩の一つであるカリウムは金属です。
大昔の清須市周辺では野菜の栽培が盛んでした。五条川や庄内川は当然、上流域の花崗岩の粒子からなる粘土鉱物を運搬していたでしょうし、同時に河川水には栄養塩を多く含みますので、まだ治水が進んでいなかったころは何度も河川が氾濫しては、土壌中に栄養塩を供給していたのでしょう。
