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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

比較はもとの2つの英文を復元することで読解できます

授業の様子

He is taller than my brother.

比較といえばこんな例文がまっさきに頭に浮かぶのではないでしょうか。英語初学者にとって比較といえば簡単な二つの名詞の比較に見えているはずです(この例文だと、「彼」と「兄(弟)」)

しかし本当は、比較の構文は2つのセンテンスが1つになって出来ています。以下の文の意味が分かりますか?

Children in countries such as Mali and Mozambique have less chance of completing primary school than children in France or the United Kingdom have of reaching higher education.

まずこれを2つのセンテンスに分けてみます。

 

  • Children in countries such as Mali and Mozambique have chance of completing primary school.
  • Children in France or United Kingdom have of reaching higher education.

 

二つ目のセンテンスにはhaveの目的語であるchanceが省略されています。もとのセンテンスはless chanceとなっていましたね。これはchanceを比較しろという目印であり、このような比較対象の単語は、センテンスが合体したときにthan以下(as以下)では省略されるというのが基本の法則です。これを復元すると、

  • Children in France or United Kingdom have chance of reaching higher education.

こうしたあとで、それぞれを訳してみます。

「マリやモザンビークのような国の子供は初等学校を修了する可能性がある」

「フランスやイギリスの子供は高等教育に達する可能性がある」

それぞれの「可能性(=chance)」について、マリやモザンビークの子供がもつ可能性のほうがless=少ない、のですから、もとの英文の意味は

「フランスやイギリスの子供が高等教育に達する可能性よりも、マリやモザンビークのような国の子供が初等学校を修了する可能性のほうが少ない」

という意味になります。

比較は2つの文がつながって出来たものであるという基本を知っていることが、複雑な比較の英文の解釈を可能にします。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp