月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

避難しました?

清須市に住み始めて3年くらいになりますが毎年かならず河川の氾濫に恐怖する日が来ます。昨日は五条川が氾濫するとかしないとかで、夜中に避難勧告の放送が流れたので、ヤバいかもと思ってさっさと避難しました。

河川の氾濫ではそうそう生命の危機はないと思いますが、私の場合車が水没してしまうと困るので、車を避難させるかどうかでいつも真剣に悩むんです。昨日は避難勧告の放送が流れた時点で五条川の水位を調べてみると、結構あぶなそう。去年も同じように五条川がヤバいってなった日があって、その日の水位をパワポで保存してあったのでそれと比較するとだいたい同じくらいだったんですが、去年はすでに雨脚が弱まっていたのにたいし、今年はあと2時間程度雨が降り続けるという予報で、これは去年より危ないだろうということで、車を時間貸しの立体駐車場まで移動させて、そのまま岐阜県に住む妻の妹家族宅に図々しくも泊まらせてもらいました。

避難勧告の仰々しい放送が流れたのに、外には避難する様子の人がまったく見当たらない。今日、高1の生徒達に聞いてみたら、台風が来る前に移動していたという生徒を除いて全員「えっ、なんで避難するんですか?」くらいの勢いのリアクションでした。たしかに、私も車が水没する恐れさえなければわざわざ避難なんてしなかったかも。

それにしても五条川ってひと世代前のパソコンのメモリを使っているような感覚で、一瞬にして容量いっぱいになりますよね。ええっ512MBじゃXPすらchrome使ったらまともに動かないでしょ?!みたいな。

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○○したらわかるようになりました

高校になってから数学が出来なくなるのは、たいていの場合、公式や解法の意味を理解せずに機械的に計算を進めているからです。勉強不足を除けば、ほぼこの点に問題は収束します。

そういう生徒が入塾したら、もちろん公式と解法の意味を強調しながら教えていくのですが、私が実際に教える前にやってもらうことがあります。

それは、写経です。ある教材をひたすら1ページからノートに丁寧に写していってもらいます。最近入塾してもらった生徒にも、結構ハードな量をやってもらいました。200ページくらい。

問題を解くわけではありません。ひたすら、書いてあることを写すだけです。でも、これが効く生徒には効くんです。十数年前の私もそうでした。

寒い日に、電気ストーブにあたるよりはファンヒーターのほうが暖まるし、ファンヒーターよりも温泉につかったほうが身体の中からあたたままるような気がしますが、問題を解いてなんとなく理解するよりただひたすら写す方が身体の中に数学の知識が入り込んでくる、そういう勉強があるのです。

とかいうと、なんか宗教っぽいんですが、効果があるような「気がする」じゃなくてちゃんとあります。

写経を取り組んだあとにあるチャートの問題を解いてもらったら「1年前は出来なかったのに、写経したら意味がわかって出来るようになりました」と、その生徒が言っていました。宣伝向けのいいコメントなので、blogでも紹介します。

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部活を辞めるやつは受験もうまくいかない? 4

で、ようやく本題。

「部活を辞めるやつは受験もうまくいかない!」的なことを言われつつ、勉強を優先するために部活辞めてきました、という生徒がいると私は超やる気がでます。将来の自分のために本当はやりたい部活を辞めて、勉強に時間を使うという高校生がいたら、なんとか力になってやりたい。

塾の入れ知恵パワーで増強された生徒の実力を今に見ておれアホ教師め、と思いながら普段の授業準備エネルギーが作られていきます。生徒以上に「言われたらやり返す、倍返しだ!」的なことを腹の底でグツグツ思っているのが、私。

それで最近、そういう背景を持った生徒の模試でだいぶ良い結果が出たんです。英語が学年上位20%、数学が上位10%。かなり、頑張っている。これは嬉しい。

部活をやめたら学力が伸びるに決まってるだろ!と、思いながら、受験本番にむけてまたエネルギーが作られました。

最初これが言いたかっただけなのに、普段思っていることを書いたら4になってしまいました。

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部活を辞めるやつは受験もうまくいかない? 3

補習に出る、追試を受ける、模試を受ける、部活をする、宿題をするというのは、高校生からしたら「やって当たり前」と認識されているものですが、それをすることに主体性、つまり自らの意思が無い限りは学校に時間を奪われていると私には見えます。自分の時間の使い方を、自分で決めているのではなく他人に決められているからです。

多くの高校はそれをなんとも思わない人であふれているので、自分が時間を奪われていることとか奪っていることに無意識のまま過ごすのも無理はありません。

でもそこが曖昧だと、難関大学の合格を計画的に狙って行くのを指導するのは極めて困難になります。大学受験というのは、自分に残された時間をどう配分していくかの判断力が問われる競争であり、そもそも自分の時間を自分でコントロール出来ないというのは、その試合に出場する要件を満たせていないことになるからです。

学年300人のうちの誰かが受かってくれればよいという確率の世界で受験を指導するのと、目の前の1人の生徒の合格可能性を高めるの指導をするのは同じ受験でも似て異なるもの。私はお金を頂いている以上、一人一人の合格可能性を「計画的に」高めていかなければいけません。

計画的な受験で必要な自分の時間をコントロールすることを実現するために、私の塾では学校のペースにかまわず自分にとって必要な勉強をすることが普通、ということを文化にしています。昨年の高3と今の高3で、だいぶこの文化はかたまってきました。

たとえば昨年の高3にとっては、三学期の自由登校は身近に事例がないなかでとりあえず木村の言うことを信じて学校を休んでみる、みたいなところがあったと思いますが、今年の高3はすでにその前例を1・2月の自習室で見ているので違和感なくやっていけるはずです。

また、昨日は2人の生徒に「先生、この模試受けないでもいいですよね」と質問されました。もうすでに不要な模試を受けていない生徒も数名います。模試が不要という気づきはなかなか鋭い。時間にこだわる文化が出来てきて嬉しいです。

いくらインターネットによって正しい情報へのアクセスが容易になったといっても、実際には直接見聞きしないかぎり自分の生活している学校の価値観と逸脱する考えを実行するのは無理です。塾では、合理的な受験勉強というのを直接伝えていきたいし、それによって人生の進む方向をより可能性のあるものへと変えていく手伝いが出来れば嬉しい。

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部活を辞めるやつは受験もうまくいかない? 2

中高生が他人に流されたわけではなく自分で考えて判断したことであれば無条件で尊重してやるのが大人の姿勢です。その判断の積み重ねが、独立への一歩です。

塾でも退塾を申し出て、実際に辞めていった生徒がこれまで何人かいます。私は退塾の希望は二つ返事で了承します。授業中に「先生、トイレいっていいですか」に「どうぞ」と言うのと、ノリはほとんど変わりません。「辞めたいんですけど」「どうぞ」。

私は生徒の保護者ではないから生徒の人生に責任は持てない。だから、時間の使い方に関する生徒の判断にたいしては、「こうしたほうが受かるんじゃない」ということを助言することはできても、強制することは出来ないのです。ましてや、「辞める」という判断ならそう申し出るまでに一週間や二週間は悩み考えていたはずです。その時点で立派です。口出しする余地はありません。仮に、勉強が嫌で投げ出したくなって辞めると言い出したなら、未熟過ぎるのでこちらも口出しする余地(価値)なし。

塾を辞める辞めないだけでなく、生徒が判断をする場面は色々あります。理系に進むのか文系に進むのか、チャートを進めるのか一対一を取り組むのか、シス単をやるのか速単をやるのか、勉強を毎日やるのかやらないのか。

その判断は生徒が責任をもってやるものです。私に責任があるのは現在の学力と志望校にたいして必要な勉強のロードマップをおおまかに考えてあげることまで。または、選択肢AとBがあってどちらが合格に近いか質問されて、あなたの学力と志望校ならAよりB、という返事をすることも責任範囲です。しかしそこから一歩進んで、ちゃんと取り組んで結果をだすまでの責任なんてとれません。↑に書いたとおり、高校3年間という時間をどう使うかは生徒の人生であり、私が「今週末は絶対にチャートの例題10から20までを5回取り組め」などと言えるはずがないからです。

私は自分の時間を奪われることに敏感だし、逆に生徒の時間を奪うこともしたくありません。でも、世の中見ていると、自分の時間を奪われても何とも思わない人、そして他人の時間を奪うことに何とも思わない人のほうが多いような気がします。

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部活を辞めるやつは受験もうまくいかない? 1

塾の授業は18時開始を基準にしているので少なくとも塾のある日は部活を休むか切り上げないと授業に参加することはできません。また、学力が低すぎる割に部活を続けるというブレーキとアクセルを両方踏むような行動をする生徒は入塾させていないこともあり、私の塾には高3の最後まで部活をがっつりやる生徒が少ないのです。

むしろ、高1とか高2の途中で「時間を工面できない」という理由で部活動を辞める生徒が多い。で、そういう生徒が部活を辞めるときに必ず言われることがあります。必ずです。

「部活を辞めるやつは、受験もうまくいかない」

そう言って退部を引き留めたいのか?最後に嫌味を言ってスッキリしたいのか?わかりませんが、とにかく言われます。

駅のホームで車掌さんが「前方良し、後方良し」と指をさして確認したり、ファミリーマートで「Tポイントカードよろしかったですか〜?」と聞かれるのと同じくらいあまりに定型的なので、様式美すら感じさせるくらいです。

部活を辞めるというのは多数派か少数派かでいえば少数派に属する 、少なからず熟考と勇気の必要な行為なのだから、その判断を素直に尊重してくれればいいのに。

ちなみに、最近部活を辞めて、この定型文を言われなかった初の生徒がいました。「自分の時間だからね」的なことを言われておしまいだったらしい。やはり、名古屋市内の高校です。それが普通の反応だよな、と思います。

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