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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

普通のことが出来るだけで知らぬ間に勝ちよ 1

勉強方法 木村の考え

高1の数学の授業をするときに「一年前の授業でどう教えたっけ?」と気になることがたまにありまして、そういうときには高2の生徒にノートを借りて思い出すんですが、いつも借りる生徒はK君に決めています。

理由は、ノートがきれい。ノートの綺麗さとは文字と思うかもしれませんが、文字よりレイアウトです。いつも授業中に「でかくかけ」とひたすら連呼しているんですが、小さくなる生徒が少なくありません。

文字が小さいノートは一見キレイに見えますが、そういうキレイさと勉強におけるキレイさって別ものだと思うんですよ。

これいつも生徒に「大きく書くべき」という理由を言うのに「俺がそう教わってうまくいったから、そうやればよいのだ」くらいしか説明がなかったんですが、最近やっと理由が分かってきました。

まず、図や文字は大きく書くときのほうがノート上にキレイに情報を整理しやすいです。図・グラフを書くときに明らかです。グラフなんかはB5ノートの1/2、下手したらB5ノート1ページ分つかってもいいくらいです。

次に、後で見返したときに図や文字が大きいほうがノート上の情報を頭のなかに入力するスピードが速いです。

それで最後。「ノートは大きく書け」と言われて、素直に大きく書く生徒というのはたいてい数学が得意です。それはノートを大きくかくから得意になるのか、得意な生徒がたまたま素直なのかわかりませんが、少なくとも相関関係にあります。

で、私がノートをよく借りるK君ですが、前に面談したときに数学は塾で教わった次の日には再度問題をとく習慣にしていると言っていました。

ノートを大きく書くことも、教わってすぐ自分で解くことも、別に難しいことではありません。いきなり東大の問題を目の前に出されて「解け」と言われているわけではないのです。学力の高い生徒でなければできないことではありません。

しかし、実際こういう普通のことを普通に継続するというのは案外難しいようです。

K君は塾で問題を解かせても、学校で模試をといても良い結果を出すんですが、他の生徒達が「アイツは頭がいいから」とか思っていないか、心配です。

優秀な同級生をみて、アイツは別格と思うのは自分がそれ以上に努力することから逃げることと同じです。同じ人間なのだから今まで自分がサボっていた分を埋め合わせてそれ以上に勉強すれば追いつけるはずだと思わないと、いつまでたっても差は埋まりません。それどころか、どんどん離されてしまいます。

大学受験とは学力による選別と皆さん思うでしょう?

違うんです。実際には考え方による選別です。考え方の差が学力の差になり、その結果として答案用紙の差が現れてくるんです。

学力というのは表面的なものです。

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(このノートの美しさをみて、大変優秀なK君にあやかるように)

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp

結局単語を覚えてないとダメだけど単語だけでもダメ

木村の考え

英語の授業でひたすら精読の重要性を伝えているせいか、うちの塾生は精読が強い一方で単語を覚えていないという傾向にある気がします。

まあ、単語を知っていて精読ができないか、精読ができて単語を知らないかでいえば圧倒的に後者のほうが健全ですから、心配するほどでもないんですが、一つの英文を読むのに5こも10こも知らない単語があると、読めるものも読めなくなってしまいます。

来年の高1の英語では最初のうちは単語を重視してやろうかと考えたりもします。

しかし、単語を先行して覚えると単語だけ強いばかりに英文がなんとなく読めてしまって、精読にたいする枯渇感が無くなってしまうのではないかと想像すると、それはそれで危険です。

悩ましいのです。 

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英語は丁寧に勉強してください

勉強方法

生徒達の英語の勉強の様子を観察していると、勉強を丁寧にできるかどうかが学力の伸びに結びついているように見えます。

英語では自習でやらせる参考書がありまして、ノートに写すように指示しているんですが「あらかじめ参考書の英文を和訳してからやるとより良い」と伝えています。和訳すると一回の勉強時間が10〜20分くらいプラスになると思うんですが、ちゃんとやる生徒は読解力が身につくのが早いようです。

英語ってもっと読めるようになりたいという欲求があるかどうかで同じ勉強をやるにしてもだいぶ差がつく科目だと思うんですよね。ヒマなときに辞書のコラムをひたすら眺めて楽しめるようなタイプといいますか。

一方、そもそも英語自体にあんまり興味がなければ、品詞や構造を分析することとか場合分けして正しい解釈にたどり着く作業が苦行に思えてしまうかもしれません。

興味というのは持てと言われて持てるものではないので、興味がある人はラッキーで是非その調子で楽しんで得点を稼いでください、というのがまとめになります。

ギリギリで高校に合格したら入学後が大変?

木村の考え

中学生の生徒が、「ギリギリで高校に合格したら入学後の勉強が大変だよ」と言われたとか、言われていないとか、言っていました。

これに対する私の見解は、中学生活の延長と考えれば正しい、しかし大学受験を考えれば正しくない、です。

高校受験と大学受験は性質が異なります。

まず高校受験について考えます。中学生は定期テストと高校入試と大きく2種類のテストを受けます。定期テストにおいては1ヶ月〜2ヶ月程度で学ぶ、教科書の極めて狭い範囲から基本的な問題が多数出題されます。2週間のテスト勉強で8〜9割とれれば上出来という競技です。それを3年間続け、最後の高校入試も今までやってきたことを冬休みくらいから一通り思い出して過去問題にあたり8割程度とれるようになればたいていの高校は合格してしまうでしょう。

たいして大学受験は大きく一般入試と指定校推薦入試がありますが、この辺の高校では指定校推薦枠があっても推薦しないというところが多いので、一般入試が中心になってきます。

一般入試とは高3の2月に受験するペーパーテストの素点で合否が判断されます。合格点は多くの大学で6割前後であり、合格点が6割ということは平均点が4割とか5割というレベルの問題ということです。難しい問題を出題して差をつけるという性質です。

さて、高校生活をどう過ごすかによって表題の質問はYES/NOが分かれます。高校に入っても高校の定期テストをしっかり取り組んで、学校の宿題をやって大学受験に望むというスタンスで過ごすのであればYESと答えてよいでしょう。一方で、高校のテストよりとにかく大学が出題する一般入試の問題を解けるようになることに集中したい、というスタンスで過ごすのであればNOになります。

中学時代に勉強が得意だったからといって、高校の(大学受験の)勉強が同じように得意でいられるかは別問題なのです。中学の勉強は短い範囲を要領よく暗記することが重要で、勉強の本質がどうのこうのよりも表面的な解法でもいいからスピード重視であればあるほどよい、そんな感じです。一方で、高校の勉強(大学受験の勉強)とはとにかく広い範囲から難問が出題されますので、時間がかかってもひたすら本質的なことを学び続ける能力そしてそれを3年間という長期にわたって、計画的に取り組む能力が求められます。勉強に加えて、そういう風に自分を自分で管理する能力というのが必要なんです。

中学の勉強と高校の勉強とは似て異なるものです。

100m走の早い者順で350人の生徒を集めて水泳を競わせたら、必ずしも100m走の順位にならないのと一緒です。

というわけで表題の質問への回答としたら、「高校生になってからの勉強の出来不出来はある程度中学時代の学力と関係があるが、それは絶対的なものではないし、入学前から気にしなければならないほどのものとは到底言えない。というか、合格してから心配すればよろしい。」ということになります。

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偏差値や得点率では見えないものを見ないと

木村の考え

国立志望者がセンター試験終了後に得点率の悪さにビビって、出願先を変更するということは今年も数千人単位で全国の受験生が経験することと思いますが、私はそういう行為にはいくつかの理由で反対です。

まず、そんな程度の志望度だったの?という点。これはただの気持ちの問題です。

次に、その出願の変更で果たして合格可能性は高まるのか?という点。これは、結構大事な話です。

学力を測るものさしは模試の偏差値や、今で言えばセンターの得点率であることに間違いはありません。でも、その指標は実際に大学が合格者を決める基準とはことなります。(センターだけで合否が決まる大学は別、センター得点率や得点で合否が決まる)。

センターと二次の合計で合否が決まるわけですが、では二次で出題される問題ってどんな問題でしょうか?

大学によって出題科目も、配点も、傾向もまったく異なります。

当然、ある生徒がA大学を志望していればA大学の過去の出題傾向を意識してこの1年間勉強してきたはずですから、多かれ少なかれその生徒の学力というのはA大学の入試においては同じ偏差値でB大学志望者よりは高いと言えます。

目に見えない学力を軽視してはいけません。

たとえば名大志望者がセンターで思うように得点がとれず、名工大や名市大に出願先を変えようとしたら、過去の模試の偏差値や判定においては名大よりも合格可能性が高く出ていることでしょう。しかし、今の時期に志望先を変更したら、当然過去問題対策は残り1ヶ月程度で実施しなくてはいけなくなります。

その生徒が偏差値60だとして、では偏差値55で名工大や名市大を1年前から志望していて、過去問題を10年も20年もすでに解いている生徒がいたら、どちらが合格に近いでしょうか?

という話です。

出願する大学を変えるのだとしたら、1年遅いです。

高2の終わりには意思をかためて、1年かけて対策するものだと私は思うのですが。

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数学の苦手を一人でどうにかできるのか?

木村の考え

今年は数学の体験授業は短めにして、入塾後のフォローを手厚くやっていまして、教えているなかで思うことがあります。

数学の苦手を一人で克服できる方法は、あるのだろうかということです。

1対1の個別授業で、問題を解かせてみて計算の進まない箇所を見極めて、解説するの繰り返しをすれば苦手の克服は少なくとも私にとっては容易で、あとは生徒が習った範囲を5回以上繰り返し演習してくれれば、問題は解決します。この2年で教えた生徒の様子を見る限り、偏差値は演習回数に比例します。

基本的に数学の苦手は二次関数を死ぬほど演習させれば6割くらい解決で、残り4割は生徒によってことなりますが、教えているうちにポロポロと問題が見えてくることが多いです。最近教えた2名でいうと、3次式の因数分解と整式の割り算です。

こういう計算だけの問題については授業中に演習をさせず、合格る計算IAIIBなどを宿題として利用しながら一つずつ潰してもらうことになります。

仕事柄、合格体験記系の本を読むことが少なくないのですが、数学苦手を独学で克服する手法というのは見たことがないかもしれません。

自分に厳しいタイプなら上記の因数分解や割り算が出来ないなと感じたところで、自分でその手の計算演習をしてみようという気持ちになり、したがって塾での教えなどいらないのかもしれませんが、自分に厳しいタイプは数学が苦手より得意な人のほうが多いことでしょう。

もし、このblogをみて数学を得意にしたいというかたがいれば、上記のとおり二次関数をまずはひたすら教科書&網羅系参考書で演習しまくって、ところどころで出現する自分の苦手ポイントから目を背けずに一つずつ潰していくというスタンスでやってみてください。

塾に通えるかたは是非お問い合わせください、という宣伝ではなくて、まだ入塾の受付は再開していません。高3の生徒たちの今後の私大入試&国立入試のようすが大変きになって、新しい生徒の面倒を見るどころではないからです。

清須市の大学受験 相伝学舎
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湯島天神で合格祈願してきました

相伝学舎のこと

昨日はここにいってきました・・・

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東京都は文京区にある、湯島天神です。

湯島近辺には湯島天神のほか昌平坂学問所や東京大学があり、滞在するだけで頭がよくなってきそうな場所であります。

私が訪問するのは15年前に高校受験のときに祈願して以来のことです。当時は絵馬を買ってもらってお祈りしましたが、いい年した大人になってので困ったときの神だのみ、ではなくて神様にお金をいっぱい払えば生徒たちの受験がうまくいくのではないかと思いまして、カネ頼みのご祈祷をしていただきました。

絵馬の裏に住所と塾名を記入して提出し

「きよすし〜あさひしろやしきにある〜そうでんがくしゃの〜だいがくじゅけん〜こうこうじゅけんが〜かくかくしかじか〜」

と、厳かな雰囲気で読み上げていただき、気持ちが凜としました。

センター前にいっとけよというツッコミはご容赦ください。

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(ご祈祷後絵馬を奉納し、神様もこんなにたくさんお願いされては多少のカネではどうにもならないだろうと悟る私)

 

さて昨日のポーズはパタリロでした。が、手の位置を間違えて出題してしまったので想像していただいた皆様は全員正解扱いとします。

次は気をつけます。

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