月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

学力は「上がる」んじゃなくて「上げる」ものだ

高2の生徒にとっては入試本番まで残り1年になりました。高1にとっては残り2年です。受験が近くなって、残り時間で自分はどれくらいのレベルまでいけるんだろうかという不安がある人もいると思います。「あと1年で早慶いけますか?」とかいう質問をしたくなってしまう人、あなたのことです。

もちろん、高校生が残り1年で上げられる学力がだいたいこのくらいというのはあります。しかし、「高校生の平均」というのはあっても「平均的高校生」というのは存在しません。いや、存在するかもしれませんが、それはふたを開けてみないと(=1年たってみないと)わからないものです。

「だいたいこのくらいは上がるよね」という学力の伸びより上がらない生徒もいれば、上がる生徒もいるし、ちょうどそのくらいの生徒もいます。しかし、それを自分個人の問題としてみたときには全く無意味なことです。

学力なんて上げようと思ったらいくらでも上げられるものであるから、問題は「学力が上がるか」ではなくて「学力を上げるか」です。

「上がるか」という観点で考えてしまう人は、問題を自分のこととしてとらえていません。自分に与えられた学力という鉢植えがあって、1ヶ月後に芽がはえているかもしれないし生えていないかもしれない、それは自然の摂理だからわからない、くらいに考えています。

でも学力は「上がる」のではなくて「上げる」ものなのだから、鉢植えを与えられたら水をあげたり日光のあたるところにおいたり肥料をやればよいのです。

今E判定の大学だって、受かると決めてやることをやれば受かる可能性はいくらでもあります。それがたとえ自分の高校から毎年1人しか受からないような難関大であっても、その1人に自分が入ればいいだけのことです。


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計算用にコピー用紙を買っておこう

自習中の生徒で計算にわざわざルーズリーフを使っている生徒がいたので、コピー用紙を使うように教えました。

ノートやルーズリーフに計算をするというのは全然おすすめできません。どちらもコピー用紙と比べて1枚あたり単価が高いので、どんどん無駄遣いしようという気持ちにならないからです。

数学は計算用紙をケチって文字を小さく書くより、1問につきB4用紙1枚使うくらいの勢いで大きく書いたほうが絶対に正答率があがります。図を描かないから解けないとか、数字が小さいから計算ミスするとか、高校生の「出来ない」原因あるあるすぎます。

「図をかけ!」「デカくかけ!」

と、これまで何回言ったかわかりません。

計算用に「今日は30枚くらい使おう」と決めて、1問につき1枚といてどんどん捨てていくべきです。

 

 

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中途半端にノートに書こうものなら、ノートのページの途中で前問が終わったときにどうします?ちゃんと次のページ使いますか?使わないんですよ、「もったいない」とかいって。

数学に「もったいない」とか「おもてなし」とか日本の心はいらないんです!

 

 

コクヨ コピー用紙 B4 紙厚0.09mm 500枚 PPC用紙 共用紙 KB-KW34

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継続できるのが一番です

 

 

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blog継続日数が1290日です。約三年半、毎日blogを更新しています。実は3年半のあいだには4回くらい「やべっ日付すぎちゃった」という日があるんですが、99.9%はその日中になんとか仕上げてます。これだけやってると広告をうたないでもそこそこ認知されるようで、最近の入塾者はほとんどblog経由で塾を知ってもらってます。

別にたいしたことを書いているわけじゃないですが、長く細々とやっているので結果がでます。

塾の生徒をみていても、時期によって波があるタイプよりは、一定のリズムでたんたんとやっていける生徒のほうが、学力の向上がみられます。やる気にムラがあるとか、参考書をとっかえひっかえするとか、志望校がコロコロ変わるというのは危険信号です。 


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赤本は何年分やれば良いですか?

1月末から私大入試が始まりますが、赤本をどれくらい解いたらよいのだろうと考えている人もいると思います。

絶対に10年分やるべき、とかいう基準はないのですが、一つの目安としてはその大学の出題形式に慣れるまで、つまり3-5年分くらいは解いておくのがよいでしょう。受験校が5校なら15〜25年分ということになります。

南山大学のように学部が違っても問題がさほど変わらないケースでは、学部ごとに対策を考える必要はありませんが、慶應大学のように学部ごとに出題形式が変わる場合にはそうはいきません。

これを基準に、どうしても受かりたい大学はもっと多く解いて研究してみて、滑り止めの大学で問題が合格点のわりに簡単に感じる場合にはもう少し少なめにしてみたりと調整してみてください。


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時間を圧縮して次のことをやろう

高2、高3の英語の授業は毎回5時間くらい準備に時間がかかっていて、題材にする英文を選ぶ時間を考えたらさらに時間がかかっていたのですが、それらは全部ワードファイルに保存していたおかげで昨年からは準備時間がかなり圧縮されました。それまでは高2、高3英語の授業当日は時間に追われて忙しかったので負担が軽減されました。

余った時間は、つくった教材を手直しするのと、復習テストを作成することに使っていますがそれでも全然あまるので、他にその時々に必要な仕事をしています。

こうやって今までやってきたことを十分の一の時間で出来るようにして、あまった時間でさらに価値をつくっていくというサイクルは結構大事です。

人間は同じことをくり返すことをラクに感じる生き物なので、たいして意識していないと、たとえば塾の仕事でいえば昨年と同じことをくり返すということになりがちです。それだと次の3-4年くらいは問題ないと思いますが、5-10年くらいのスパンでみると取り残されます。

塾という古典的な業界でさえ、10年くらいの時間があればよりよいサービス形態というのが出現してそれ以外が古くさくなります。古くさいからダメかというとそういうわけではないのですが、古くさいままというのはこだわりがあって古くさいのではなくて、こだわりがなくて古くさいことのほうが多いので、結果的には古くさいものはダメな傾向にあるとみて良いでしょう。


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Because...から始まる文

高1の英語の授業で、接続詞から始まる文を読む時の考え方を説明しました。

 

Because the ground is covered with snow and ice, they can't get enough food.

 

もちろん、「地面が雪と氷で覆われているので、彼らは十分な食事を得られない」という極めて平易な文ですから中学生でも読めるのですが、コンマがなくなった次の文ではどうでしょうか?

 

Because the ground is covered with snow and ice they can't get enough food.

 

普通、(S+V), S+Vの構造をした文ではコンマがはいって主節のスタート地点が分かりやすくなっていることが多いですが、入試英文のなかには目印のコンマがなくて、主節がどこから始まるかひとめみただけでは分からないものもあります。

そういう文にぶつかったときのために、身につけておくことがあります。

 

Because...を見たら、全体の文構造がBecause(S+V), S+Vとなっていると予想し、「従属節の(S+V)が切れるのはいつか?」そして「主節のSはどこから始まるのか」に注意をはらう。

 

ということです。これを身につけると、例文での頭の働かせかたは次のようになります。

 

Because the ground... 「the groundが従属節のSが出てきたぞ、次はVだな」

Because the ground is covered with... 「be covered with-という表現があるから、次のwithの目的語までで従属節が終了だ」

Because the ground is covered with snow and ice...「ここまでで従属節は第3文型の受動態が完結しているから、副詞(形容詞)が続かない限り、次の単語は名詞で主節の主語だ」

Because the ground is covered with snow and ice they... 「予想通りtheyは名詞で主格だ」

 

 平易な文にたいしてこんなめんどくさいことを考える必要ある?と思う人もいると思いますが、あります。平易な文で考える練習をしておくと、難解な文でそれを応用できるからです。

 

授業をしながら「高1からこんな丁寧に英文解釈やってくれるとこないでしょ?うちの塾素晴らしすぎる・・・」と思ったので、記事にしてみました。

 


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