月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

参考書選びは指導者に頼ろう

近所の本屋さんでいくつか参考書を買いました。全国大学入試問題正解という過去問集は昔からありますが、収容量がとんでもなく多いですね。なんと64大学115学部!外注してタイピングしてもらってるのでしょうけど、すごい量です。お値段も5600円+税と、過去問題にしては高いですがボリュームから考えると妥当ですね。受験生が使うものではないですが、塾をやっている身からするととても参考になります。
 
30分ほど受験コーナーで物色してたんですが、高校生2人が同じように参考書を探していて「国語はどれやったらいいかな〜?」「〇〇大学いきたいんだよね〜」などと話していました。うちの塾で勉強しなさい、学力はその大学受かるくらいには上がるから、と言いたかったんですが不審者になってしまうのでやめておきました。
受験生といっても、私の塾で勉強している生徒のように高い目標を持って、私に教わった厳選された参考書で着々と学力を伸ばす生徒もいれば、ふらっと立ち寄った書店で適当に選んだ参考書で学力がたいして上がらずに伸び悩むだろう生徒もいるのだと実感しました。
中学生向けの参考書は塾向けのものが非常に多く、市販品は有用なものが相対的に少ないのに対し、高校生向けの参考書は逆に市販品が素晴らしく充実しています。これはおそらく、代ゼミ・河合塾・駿台などの大手予備校の優秀な講師が予備校の宣伝がてら最高の参考書を世に送り続けていることが大きく起因しているのでしょう。一方で、これだけ参考書の数が多いと何をどういう順番で利用すればいいのかは、高校生にはまず判断つきません。運良く素晴らしい参考書に巡り会えたとして、最後までやり切れるか、そしてどう使っていけばいいのかという問題がまだ続きます。
1科目で取り組める参考書はせいぜい10冊程度でしょう。であれば今の自分の学力にとって何がベストな選択なのか、これはお金をかけてでも知る価値があります。

 意外と塾の価値というのは授業そのものより、こういった参考書の指導にこそあるのかもしれませんね。

 
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2016年受験用 全国大学入試問題正解 英語(私立大編)

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