月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

無いようにみえる根拠

全国の高校生はだいたい似たような勉強をしているので(授業を受けて、週末課題を出して、定期テストを受けて、補習を受ける)、自分だけは合格したいと思ったらその枠を飛び越えて合格までの最短距離をいかなければならないというのは、ちょっと考えたら誰でも分かることです。

そういう最短距離をとれる生徒もいれば、実際には頭で分かっていても同調圧力に負けてそうできない、という生徒だって多いです。

他人と違っても自分の信じる道を行くという判断ができるかどうかは、親や家族との関係が影響しています。

分かりやすい言葉で言うと親から信頼されているかどうか。子供の成績が気になってしまう保護者のかたは非常に多いのですが、気になり方もいくつかあって、子の成績=自分の成績と勘違いしてしまう人はかなり危ないですが、本当に将来のことを心配しているケースはその限りではないと思います(が、実際には「この子の将来のために」とか口では言っておいて本音では子供で自己実現しようとしている人もいます)。

深掘りすると、子のほうが「自分がどういう行動をとっても親は味方でいてくれる」と潜在的に確信できているかどうかと言い換えられます。もちろんそんなことを自分で認識して自習の道を進んでいく高校生はおそらくいません。親から愛されているのがあまりに当然のことなので、自分でも気づいていないはずです。

他人と違う行動をとれる自信、それも若い内は「根拠のない自信」ということが多いと思いますが、そういう自信というのは親子関係がよりどころになっていて、実際にはその関係が「無いようにみえる根拠」ということです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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