五週目のある月は、五週目を休みにしているのですがそうすると10日〜14日間程度、次の授業までの時間があきます。そこでふと、宿題でも出そうかという気持ちになるのですが、10秒の検討の末、たいていは出さないことに決めます。今週はその5週目で、高3英語のクラスだけは出しましたが提出は求めないので任意の宿題のようなものです。
人が何かを考え始めるときというのはヒマな時です。ヒマな人は、何もすることがなくてさあ何をしようと考え始めますが、忙しい人は目の前の予定を済ます作業で頭がいっぱいです。
石田徹也という画家の、「燃料補給のような食事」という絵をご存知ですか?
(GALLERY3 | 飛べなくなった人- 石田徹也の世界より)
宿題を与えれば与えるほど、生徒はこの絵に描かれている食事をする人に近づきます。
たしかに、社会は何も考えていない労働者によって支えられているという側面を持ちますが、それを助長する必要はありません。