昨日書いた通り、私は将来の自分を認めてあげるためにも今の自分を認めているヒマはないと考えているのですが、一方で承認欲求が満たされないと精神的に不健全であることは否めません。
そこで、誰が出てくるかというと、blogを熱心にご覧のお母様、はい、あなたです。
大学受験にとりかかっている高校生というのは彼女彼氏がいれば別かもしれませんが、認められる機会が少ない。模試はいつだってE判定だし、基本だよねと言われる青チャートだっていまだに解法を忘れては覚えてを繰り返しているし、二次よりは簡単だという位置づけのはずのマーク模試だって6割をとれない。
朝8時に家を出て、問題がとけない不満と合格できるかわからない不安と12時間戦って帰宅して、休息であるはずの夕食で「勉強ちゃんとやってるの?順調なの?」などと聞かれた心境をぜひ想像してみてください。「うるせぇ、黙ってろ」以上でも以下でもありません。
勉強についてチクチク言われるよりも「別に無理して勉強しないでもいいよ」くらいの無味無臭な言葉を投げかけられたほうが安心できるはずで、親ができることといったらせいぜいそれくらいしかないのですが、一方で安心を少し与えるというたったそれだけのことであっても親にしか出来ないことなのも事実です。
日々最前線でドンパチ戦っている受験生にとって家というのは母艦です。休息をとって燃料をいれてまた翌日カタパルトからシュパッと発射される運命にあることを考えてください。