私が中学生のころ(1998〜2001年)はバス釣りが大流行していまして、私も同級生の友人達と一緒に釣りを趣味にしていた時期がありました。といっても釣りが好きというよりは釣り道具が好きで、上州屋という釣り具屋さんまで自転車で30分くらいかけて通っては買いもしないルアーやロッドを眺めていたものでした。年に一度、1月あたりに東京で開催されていた「国際釣り博」という展示会に行くのも楽しみでした。
20年たって大人になったいま、当時あこがれだったロッドやリールはちょっと背伸びをすれば買えてしまうような価格で、たとえばシマノというメーカーの最高級リールがステラというんですが6万円です。サラリーマン時代ならボーナスで気軽に買ってたでしょう。今も買おうと思えば買えてしまいますが「中学時代に夢のまた夢のまた夢くらいだったリールが買える!!」と興奮するだけでおなかいっぱいになれます。
しかし釣りの業界というのは登場人物が20年前と変わらないようで、「あ〜この人まだやっているのか」という人たちがたくさん活躍しています。が、20年ぶりの対面(一方的ですが)でみなさん大変老けていらっしゃいます。
まず児島玲子という女性のプロがいて、私がテレビでみていたときは結構若いおねえちゃんだったのですが今や(綺麗な)おばさんです。
バス釣りで有名な村田基は20年前はおじさんでしたが今はもうおじいちゃんくらいです。
私が大好きだった柏木重孝はもはやどこかの教団の教祖のような風貌になっていました。
でも20年前と変わらず活躍されているのを見ると、田舎に帰ってきた感じがして嬉しいです。飲食店とかだと20年前に好きだったお店などバンバン潰れていて「もうあの頃にはもどれないのか」というノスタルジックな気分になるばかりですから。