英語を教えていて
「to不定詞の副詞用法で『目的』以外何がある?」
と塾生に聞いたところ
「知らないです」
と返事が来ました。
英文法は知っているか知らないかなので、知らないものは秒速で「知らない」と答えてもらったほうがリズムよく解説が進むのでありがたいです。考えて思い出せるものじゃないですからね。
でも一般的には「わからない」とか「しらない」というのは、教わる側からすると言いにくいことなのかもしれません。「知りません」とか「分かりません」とさっぱり答える人は少数派です。
「知らない」のは仕方ないとして「判別式ってどこからきたの?」とか「2つの円が交わる条件は?」のように考えれば分かる質問は、自習の段階で理解しておいてほしいです。それぞれ「二次方程式の解の公式のルートの中身」と「2つの円の中心間距離<半径の和」が答えですが、理解していれば即答できるはずだし即答できなくてもちょっと考えれば導出できます。
考えれば導出できる過程を理解することは脳に負荷がかかって疲れるのですが、そこを避けていると学力がつきません。