月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

答えが一致したからといって安易に丸つけるなよ

数学の問題を解いていて答えが一致しても、答案に致命的な欠陥がある場合があります。

その手の間違いをよく起こしがちなのが青チャート数学IAの二次関数の例題84

 

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この(1)のよくある答案は

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これです。

最小値1、という答えは正解なのですがこの問題が10点満点なら5点くらいになりかねないミスがあります。

それは、x^2=tとおいたときにtの動く範囲を確認していないということです。

新しく文字を設定したら、その動く範囲を必ず検討しなければいけません。

このことは高1、高2のうちはなかなか頭に入っていかない生徒も多く、そういうときは根気強く「新しい文字を設定したら動く範囲!」と教えていくことになります。

 

自分の答案に欠陥がないかどうかを自分でチェックするのはかなり難しいです。とくに公立高校で数学が学年の下半分にいる人は不可能です。それができないから下位にいるわけですから。

塾の授業はこの点を見逃さずに指摘して修正させられるという点が強みだと思ってます。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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模範解答読んで分かった気になるなよ

数学の単元を習得するまでのステップは

 

1.定義を覚える

2.問題を読む

3.問題を解こうとする(もちろん最初は解けない)

4.模範解答を読む

5.自分で解いてみる(難問はそれでも手がとまる)

6.模範解答を読む

7.自分で解いてみる

・・・

で以降、2〜7をくり返していくだけのシンプルなものですが、要領のつかめていない生徒だと1〜4までで終わってしまう、すなわち自分で解こうとしないという様子が見られます。

さすがに当塾に長くいる生徒で、自習室などでぼーっと青チャートを眺めているだけの生徒はいませんが、最初入塾したてのころだとそういうことをする生徒がいます。

読んで理解したら手を動かせよ・・・

と思うんですが、「読む、写す、解こうとしてみる、読む、写す、をくり返しましょう」という説明は入塾時かならず全員に教えますから、知識としては知っているはずです。

それなのに手が動かないというのは自分の体験として理解できていないということなのでしょう。ちょくちょく言い続ける必要はもちろんありますが、そういう生徒の場合はそのうち「あれっ、読んでるだけじゃ全然できるようにならないじゃん」と自分で気づいてもらわないと、手が動くようになりません。

青チャートを何冊並べても、夏目漱石全集みたいな読み物になるわけじゃないですから、ちゃんと手を動かしましょう。

 

 

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製本用ホチキス

この回転ホチキスは

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ジャジャン

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このように

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製本するときに使うんですね!

 

今までこの手の冊子を作るときはいちいち製本会社に発注してまして、それなりに安いんですが送料がかかるのと到着まで時間がかかっていたので、内製できるようになってコスト削減できました。

 

 

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特殊機能をもったホチキス

昨日amazonで買ったホチキスがありまして、

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青いやつは以前から持っていたもので、グレーのものが昨日amazonから届きました。

 

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どういう機能の違いがあるか分かりますか?

 

なんとコレ、

 

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ジャキーン

 

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こんな風に、パーツが90度回転するのです。

 

問1

この機能は何のためのものか、20字以内で答えよ(配点50)

 

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目に見えないものの判断というのは感情的になりがち

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マスクが品薄らしいです。

ニュースをみると中国がとってもヤバそうで怖く感じるかもしれませんが、

 

新型コロナウイルスなるものにどれだけ感染する可能性が有るのか?

マスクを身につけたところでどの程度効果が有るのか?

 

と考えると買い占めるほどのものかという気持ちになります。

目に見えないものの判断というのは感情的になりがちですが、なるべく論理的に判断して少しでもQOLを上げたいものですね。

勉強に関していえば受験生も保護者のかたも一時の感情に流されがちです。人間が感情で判断する生き物であるのは間違いありませんが、感情による判断は長期的にみて良い結果をもたらさないことのほうがおそらく多いです。

 

受験生の判断基準は「合格最低点を上回ること」。

すべてはこの点に収束していきます。

学校の宿題をやるのと、青チャート解くのとどっちが入試の得点に結びつくかな?

と毎日考えて欲しいですね!

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