月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

勉強できない状況でもできる勉強

ネットでみつけたある大学生の受験体験記にこんなことが書いてありました。

 

数式の証明問題など、ノートが手元に無くてもいいものは、
自転車漕ぎながら(危ないですが笑)、
お風呂はいりながら(問題のメモをもって)
ずっと考えていました。

(鈴木くんの受験勉強法

http://jukensei.jimu.nagoya-u.ac.jp/voice/howto/post_39.html

 )

 

隙間時間をテトリスのようにしてうまいこと埋めていくのも結構大事なスキルです。

とくに今の時期は二次試験にむけて入試レベルの演習をしている高校生も多いと思いますが、解法がなかなか思いつかない問題を模範解答を見ないままにしておいて、身体的制約のあるときに考えてみるというのはおすすめです。

全校集会でつまらん話を10分でも聞かされるのは受験生にとっては拷問です。その10分で難問を頭のなかで考えて、「こうしてみたら解けるかも」と発想できたらラッキーですね!

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

中学入試まんが攻略BON! 地理上巻

朝塾参加中の小学生に「何かやりたいことの希望などある?」という質問をすることがあって、先日ある生徒の返事が「社会。なかなか覚えられない」というものでした。

後日リクエストにこたえるべく問題集などを探すわけですが、覚えられないって単につまらないっていうだけだと思うんですよね。

中学生だったら楽しかろうがつまらなかろうが、テストのためになんとか覚えろという話で問題集を渡すことになるんですが、そもそも定期テストの点数なんて鼻くそくらいの価値しかないと思っている私は小学生にそれやっていいのか?という疑問が湧いてきました。

そこでこんなモノを見つけてみました。

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マンガで社会を理解しようというものです。

これざっと目を通したんですが結構面白かったです。

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問題集だったら

 

ビニールハウスなどで生育を早めて出荷する栽培方法を[① ]という。

高地の気候を利用して野菜を育てる方法を[②  ]という。

 

になっていることろを、ストーリー仕立ててで教えてくれるので、豆知識を教えてもらっている感覚になります。

小学生向けの問題集は中学受験のジャンルが、面白いものが多い気がします。

 

地理上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)

地理上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2013/11/12
  • メディア: 単行本
 

 

 

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日課を継続するために○○を取り除く

当塾では入塾時の学力が幅広く、学年最底辺の状態から上位1割くらいまでスタート地点は様々です。

最底辺の生徒でも一から手ほどきしていきますので、2年くらいかけて同級生を全員追い抜かすくらいのことは実現可能です。

もちろん最底辺の生徒全員にたいしてそういう劇的な飛躍を提供できるかというとそんなことはありません。学力が低い生徒ほど日課を継続することが難しく、どうしても目の前の学校の宿題(たいして学力がつかない)をやってみたり、ゲームをしてみたり(学力がつかない)、まあ勉強をしない理由をいくらでも見つけられます。

書き初めで「怠惰」という文字を書いた生徒がいましたがまさに怠惰です。

怠惰な感情や行動は誰でも取ってしまうものですが、コントロールすることもできます。学力が高い生徒は、自分が怠惰な感情を取り除く生活を設計するのがうまいです。

塾でいえば授業の無い日にも学校帰りに自習室に来る生徒、毎週○曜日に自習室に来る生徒などはそういうコントロールを意図的にしているのでしょう。自分の怠惰な感情をコントロールできるよう生活を設計できれば、日課を継続するのがラクになります。

勉強の偏差値≒自分の怠惰な感情をやっつける力≒生活を設計する力

といっていいと思います。

最底辺から同級生を追い抜く生徒は、この等式の後ろ2つが秀でている生徒です。

小中学生のうちにこれらの能力を是非身につけてほしいです。

あっ

当塾でいえば「朝塾」というのがまさにこれですね!!

(最後宣伝かよ)

 


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日課を継続したいけど○○に邪魔される

受験勉強で学力が伸びる瞬間というのは、その前に必ず学力の種みたいなものの熟成期間があります。

その熟成期間は偏差値には現れないし自分の実感としても「伸びている」感じはしないと思いますが、一定期間過ぎると結果が出てきます。

この経験が1度でも得られると、再び次の熟成期間に入ったときとか、別の科目でスタートしたときに、同じように結果が得られるはずだと思って勉強に取り組めます。

継続

という言葉で表現されるものですが、学力の高い生徒ほど同じ事を継続する能力が高いです。このblogを読んでいる高校生のなかでも日課を大切にしている人は、その素質があると思います。

中学生の定期テストと違って大学入試は年単位で学力を付けて入試に挑戦していくものです。継続するといっても1週間とか2週間ではなくて、結果が出るまでに数ヶ月〜1年とかいうスパンで取り組んでいきます。

それだけの長期間、ぶれずに日課を消化していくには色々なハードルがあります。

 

退屈になって放り出してしまう

これが一番の大敵であるという高校生も多いと思います。現時点で学力が低い生徒ほどこのハードルでやられてしまいます。

 

外部要因に邪魔をされてしまう

学校の宿題が多いとか、親が勉強について小言を言ってくるとか、親が毎日のようにケンカしていて集中できないとか、友人関係、恋愛など、心の不安をもたらすものが多いと自分の日課どころではなくなってしまいます。

外部要因は自分でコントロールできないものも多く(特に家庭環境)、受験がハードモードに設定されていて気の毒に思うこともあります。

 


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得意科目は小論文

私の学生時代の得意科目は英語、数学、小論文でした。

全部塾で教えている科目ですが、この中で最も教えるのがうまいのは実は小論文です。教えるのがうまいというか、得点に結びつく・評価される作文を書けるように指導できます。

このブログも5年近く毎日書いていますが、文章を書くのが好きなんですね〜。

初めてインターネットに自分の文を日記形式で公開したのは中学生時代で、今でこそtwitterなど個人が発信するメディアがいくらでもありますが、当時はネット上にウェブサイトを公開するのだけで相当な労力がかかるものであって、HTMLを勉強して、FTPの仕組みを調べて、無料ウェブスペース(geocitiesなど)を借りて、アップロードして、公開する、なんてことをやってました。

まあcgiベースの日記サービスをすぐにみつけて、日記はそういうサービスを使いましたけどね。

それから高校時代も日記を書いて、大学時代もまた書いて、社会人になってからも書いて・・・

お前どんだけ日記好きなんだよ!

っていう感じですよね。

この調子で言ったらたぶん死ぬまで日記を書き続けるんだと思います。

 

それで、日記を書くのと小論文を書くのは全く別物なんですが、生徒のかく小論文がなぜ問題の設問の答えになっていないのかというのはとても良く分かります。

高校生ってツイッターで100文字くらいのことを書くのは慣れていても、質問にたいして400文字とか1000文字でその答えを書く経験が全然ないので、途中で質問とは全然違うことを書いちゃうっていうか、そもそも最初の一行目からずれてることも少なくないんですよね。

小論を教えるのは面白いので通年メニューにしたいんですけど、小論のニーズってセンター後の2ヶ月くらいにしかなくて、昔からいる生徒に教えるならまだしもその時期からいきなり出てきた高校生に教えていいほど気軽でもない(添削におそろしく時間がかかる)のでできないでいます。


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