数学の単元を習得するまでのステップは
1.定義を覚える
2.問題を読む
3.問題を解こうとする(もちろん最初は解けない)
4.模範解答を読む
5.自分で解いてみる(難問はそれでも手がとまる)
6.模範解答を読む
7.自分で解いてみる
・・・
で以降、2〜7をくり返していくだけのシンプルなものですが、要領のつかめていない生徒だと1〜4までで終わってしまう、すなわち自分で解こうとしないという様子が見られます。
さすがに当塾に長くいる生徒で、自習室などでぼーっと青チャートを眺めているだけの生徒はいませんが、最初入塾したてのころだとそういうことをする生徒がいます。
読んで理解したら手を動かせよ・・・
と思うんですが、「読む、写す、解こうとしてみる、読む、写す、をくり返しましょう」という説明は入塾時かならず全員に教えますから、知識としては知っているはずです。
それなのに手が動かないというのは自分の体験として理解できていないということなのでしょう。ちょくちょく言い続ける必要はもちろんありますが、そういう生徒の場合はそのうち「あれっ、読んでるだけじゃ全然できるようにならないじゃん」と自分で気づいてもらわないと、手が動くようになりません。
青チャートを何冊並べても、夏目漱石全集みたいな読み物になるわけじゃないですから、ちゃんと手を動かしましょう。