塾の新入生に自習の手ほどきをしています。
高校数学を効率だけを追い求めて習得するために
1.解答例を写す
2.解いてみる
3.解こうとして解き方を思い出せなかったらすぐに解答をチラ見する
4.思い出せたら頑張って解く。ダメなら解答を写して覚える。
という流れを教えています。
私の考えでは数学は多くの生徒にとって「解答を暗記するもの」なので、短時間でたくさんの問題パターンを暗記するためにこの流れが今のところベストだと考えています。
解答を暗記するというと「数学は暗記じゃない」とか言い出す人がいますが、そんなことは百も承知で、三角比の公式や等比数列の公式などその場で導出しながら解くべきものはしっかり過程も教えておりそういう意味では「暗記ではない」とも言えるのですが、ここは「暗記」と言い切ってしまいたいと思います。
というのも、いくら暗記事項が少ない自然な流れで授業しても、その「自然な流れ」を手に覚えさせるという作業をしないと入試では使い物にならないからです。
正直私の教えかたは数学でも英語でもみなさんが思う「暗記」の部分はかなり少ないです。それでもよほど勉強好きで得意でないかぎり、一度聞いたことは3日後には忘れますし二度聞いたことも2週間で忘れます。
4-5回繰り返し練習する、つまり4-5回覚えようと暗記作業をすることがないと解き方は覚えられません。
当塾の生徒諸君や、これから入塾する高校生は、悪いこといわないので黙って私の教えるとおりに勉強をやってください。現在の第一志望は難しいことが多いですが、それなりにいいところに受かるくらいには学力が伸びます。
言われたとおりにやらずに自己流をはさむのは時間と金の無駄になるのでやめたほうがよいです。