月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

答えは自分の中にある

以前会社勤めをしていたときにグロービスというビジネススクールに通うことがありました。3ヶ月隔週合計6回で1つのテーマを学ぶ形式で、クリティカルシンキングというコースと、マーケティングのコースの合計2テーマを学んだんですがここの講義がなかなか面白いのです。

普通講義というと生徒が教師に教わるもののイメージが強いですよね。しかしこの講義では講師から教わることというのは全体の2-3割くらいで、残りはすべてグループワークとディスカッションのなかから学んでいくのです。流行りの言葉でいえば反転授業ですね。かなりハードな予習を与えて、3時間の講義のなかで4名程度のグループに分かれてテーマに沿って議論を進めていく。

あなたが飲料メーカーの経営者でコンビニ経由、自販機経由どちらの販売網を強化しますか?

みたいな内容を、仮定された状況のなかから検討していきます(「ケース」と呼ばれます)。グループワークと発表、そして講師と生徒間でのディスカッションによって3時間が一瞬で過ぎ去るのですが、経験してみて思ったのは教わることよりも発見することのほうが勉強になるんです。最初は「高い受講費用なのに講師が教えてくれることなんてほとんど無いじゃないか」と思ったんですがこれはとんだ勘違いで、この発想が受け身なんです。この講義では発言の誘導や示唆などの考える環境が提供されていて最終的に何を学ぶかというのは自分次第だったのです。

塾の授業、とくに数学ではある程度知識を詰め込んでやらないと始まらないのですが、それ以外の部分ではできる限り適切な問いを与えて直接的な知識を与えないようにしているのはこのグロービスでの経験が大きかったりします。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
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