月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

いつ覚えるのか?

授業で「この式の形をみたら何を考える?」とか、「文頭の従属接続詞をみたら考えることは?」とか、「sin(x+π)=?」とか、生徒にあてて聞くんですよ。で、生徒がうろ覚えなことが多々あってその度に誤答をするのはまあそんなもんだからいいんですが、「これ、このクラスで一体何回言えば覚えてもらえるんだろう?」と思えるほどの頻度で聞いている質問もなかにはあります。これはまじで、いつ覚えるつもりなのか私は気になっています。ひょっとしたら、ずっと覚えずにいて高3の1月の授業でも間違えるのではないかと思うのです。一年くらい集中して私の授業を丸暗記して、サクッと退塾してしまえばお金がかからないのに。まさか覚える気がないとか?

かと思えば、ものすごく覚えがよくて8〜9割は正答してくれる生徒もいます。その生徒に聞いたら正答が返ってくるという予想が立つので、最後に聞きます。頑張って覚えてくれているのが嬉しいので、その正答を励みにまた授業を続けることになります。

そういう覚えの良い生徒はたしかに学力が高い傾向にありますが、その学力は棚ぼたで手に入れたものではなくて、これまで小中時代までの壮絶な努力で得たものだということをみんな分かってるでしょうか?


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp