ここ数年で塾での授業手法や授業の幅が変わって、多くの生徒にたいしてそれぞれにフィットした授業を進行できるようになりました。
これ自体はいいことなんですが、いい授業を提供するより、生徒の考え方がガラッと変わるほうが生徒の学力向上に結びつきます。
よくあるbefore/afterの例としては
before 学校の宿題をやるだけ
after ひたすら一冊の参考書に向き合う
とか
before 学校の授業を聞く
after 内職する
とか
before 学校の補習に参加する
after 塾の自習室にこもる
極端な例を出しましたが、こういう変化があるかどうかというのが一番大きいです。
一番最初の代の卒業生で国立医学部に受かった生徒がいましたが、その彼が学校が終わって毎日16時30分頃に塾にきて自習室までの廊下を歩いて行く姿、自習室の一番左奥の席で自習していた後ろ姿がいまでも昨日のことのように思い出されます。
当塾の生徒全員がこういうわけではないですが一部の人が「自習中心」という考え方になって毎年誰かしら自習室にこもるので、それをみた高校2年生が次の年に自習室にこもって・・・という文化として受け継がれています。この文化は私が塾を続ける限りは続くでしょう。