月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

解いたことある問題を解かせる授業

私の一日は朝6時半からの朝塾で始まって、その後7時半から9時までで夜の高校生の授業の準備を終わらせます。

授業準備というのは問題プリント作成のことで、授業時間にどの問題を解かせるかを考えて人によって5〜12題ほど選びます。

高1,2の場合だいたいはその日のお題のチャート例題を解かせます。生徒がすでに何度か解いたことがある問題で数字すら変えずに全く同じものを解かせます。

難しい問題は1,2回解いただけでは解き方の流れが身につかないし、何のために変形しているのかわからないままとりあえず答えに行き着いた、ということがよくあります。

同じ問題も4回5回と繰り返し解いていくと、最初のころには気にもならなかった細かい変形の意味がわかってきます。

当塾の生徒の持っているチャートや問題集をチラ見すると、かなり使い込まれた感がありますが、同じ問題集を何度も取り組んでいるからです。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

小説を読むのも地学を勉強するのも同じ

家に夜行観覧車という本が転がっていたので、

「なんやこれおもしろそうやん」

と思って昨晩23時から読み始めたら最後、読み切るまで2時間半かかって、その後結論の意味不明さに「夜行観覧車 解説」などとネット検索して寝たのは夜中の2時でした。

朝塾のために毎朝6時起きというのに・・・。

この著者の本は「告白」と「Nのために」を読んだことがあり、どちらもストーリーは完全に忘れているのですが(告白のほうはたしか先生の話だったような・・・程度)、あんまりスパッとした話ではなかった印象があり、夜行観覧車も同様でした。

正直、3時間あったら地学を何ページ進められただろうかと後悔する部分はあったのですが、一方で、こういう時間の使い方もありなのかもしれないとも思っています。

というのも私が最近発見した理論で「結局人間が知覚しているのは世界ではなく自分の感情にすぎない」というものがあって、美味しいものを食べるとか、かっこいい車に乗るとか、綺麗な家に住むとか、遠くに旅行にいくとか、色々自分を満足させる方法はあるかもしれませんが、それによって何が変わるかというと結局自分の感情しか変わらないのであるから、贅沢ってあんまり意味なくないですか?

そう考えると、行ったことがない場所にいくという経験も、小説を読んで2時間だけ空想の他人の人生を経験してみることも、大差ないのではないか?

さらに言えば、地学を勉強して「地球の内部ってこういう仕組みで動いているんだ」と頭の中で地球の内部へと旅行しているのも、同じことのような・・・。

 

 

人間というのは感情の変化を追い求めているのではないか?

みなさんも、この毎日22時更新のブログをいつも何時にcheckしているか知りませんが、「今日はどんなことが書いてあるんだろうか」「最近、コッコウリツの話が少ないな」などと期待という感情変化を持ちながらブログを開き、記事を読んでなるほどなと思ったりクソつまらんと思ったり色々感情を変化させて、また日常生活に戻るんですよね?

 

夜行観覧車 (双葉文庫)

夜行観覧車 (双葉文庫)

  • 作者:湊 かなえ
  • 発売日: 2013/01/04
  • メディア: 文庫
 

 

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地学たのしい

最近、地学を勉強しています。

 

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先日、岐阜県のナントカ鍾乳洞というところにいって、

「うわ〜涼しいなあ〜すごいな〜」

 

くらいにしか感想をもてなかった自分にあまりの衝撃を受けまして。

もっと地球のことをよく知っていたら、ただの岩肌にすらもっと論理的に感動できていたのだろうと思うと、なんか損した気分になったんです。

 

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物理の知識があると、地学の現象の説明もよく理解できて楽しいです。

中学の時に岩の名前(玄武岩だの花崗岩だの)を覚えさせられたときは、一体何が違うのか全く分からず全然覚えられませんでしたが、理論的説明の乏しい中学理科からは面白さを感じるまで距離が遠すぎるということが分かりました。

 

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普段の様子まるわかり

昨日実施した模試の採点を、欠席者を除いて全てやり終えました。

いや〜面白い!

普段生徒諸君が見えないところでどのくらい頑張っているのか、あるいは頑張っていないのか手に取るように分かってしまいますね!

例えば

・高2は授業の数学を進めるので精一杯でやったことの復習が出来てない。

・高2は英語の勉強をまったくしていない人も結構いる。

・高3の文系の数学は結構スゴイ。結構な難問も解けちゃう。

・高3文系の英語は文法の暗記量が多い。

・高3理系は数IIIのアウトプット回数がまだ少ない。

など・・・。

答案を通じてこれだけ色々分かるとみなさんの頭の中を覗いた気分でがします。面白かった。

 

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2年生は五条の生徒が過去一番多いです。

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blogアクセス数が・・・

塾の規模は毎年成長しているんですが実はこのブログのほうはこの2-3年アクセス数がほとんど横ばいどころか、直近1年についてはそれ以前よりだいぶアクセス数が下がっています。以前は1日平均1000PVぐらいだったものが最近は600-700くらいの日もあります。

要因としてはblogの内容がつまらなくなったとかそういうのではなく、単純にgoogleの検索アルゴリズムが変わって検索上位に入る記事が減ったことがあります。

そもそもweb検索をする人が今後増えていくことはなさそうなのでyoutubeやgoogle mapなど他の流入経路を増やそうとしているのがこの1年の対策でした。

塾って「あそこにいったら良さそうだから、話を聞いてみよう」とお客さん側に思ってもらわないと来てもらえない、待ちの営業スタイルの商売です。

この指と〜まれ!

の指をいろんな人に見つけていただきやすいよう、なるべく高く上げるというのが課題です。

blogアクセスについては秋冬になるにつれまた一日1000PVいかないくらいまでには戻ると思いますが。

 

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