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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

構造の問題と数学2

 「大量に勉強すればいいだけなら、あなたが居る意味がないじゃないか」と昨日の記事にたいして妻から鋭いツッコミを頂戴したので、この点について述べたいと思います。

たしかに、昨日はちょっと調子にのって記事を書いていたので(思いついた瞬間にバババッと文章を書くと、書いていて気持ちよくなってしまう)、数学は時間を確保すればそれでOK、みたいなことを書いてしまいました。

訂正します。ただがむしゃらに毎日4時間勉強を増やせばよいかというとそういうわけでもありません。実際に、数学が出来ないことで塾に来る生徒の半数は、高1の春から平日の放課後・休日とも大量の時間を数学に費やしても模試の数字が良くなるどころかむしろ悪くなっていったという症状に悩んでいました(残り半数は、勉強時間が少なくて順当に苦手になっていったという生徒です)。

同じ数学の勉強であっても、学力につながる勉強とつながりにくい勉強が存在していて、塾では学力に確実につながるほうの勉強を教えられるので、面倒見が良いと言われる高校が近辺に多数存在する清須市であっても、有料のサービスとして成り立っているのです(宿題がひたすら多くて授業態度が厳しく見られるということを面倒見がいいと表現していいのかは疑問ですが)。数学が苦手になっている原因を観察して見抜いて、そのうえ得意になるまで持っていくというのは、数学の教師100人中100人全員が出来るような簡単なものではありません。

数学の問題を教えることと、数学を理解する勉強のやり方を教えることと、数学苦手を克服させることというのはそれぞれ別の話です。

数学というのは一度やり方を身につければ昨日私が記事にしたとおり「うちの塾生は自習で学力をつけていると思います」という状況に持っていけるというのが私の考えではありますが、やり方を身につけるまでは「いくら勉強しても身につかない」ということが十分にありえる科目です。そのやり方を教えるのが、私の塾の役割だということになります。 また、数学は一度苦手になってしまったら、自分で克服するのが極めて難しい科目でもあります。

暗記系の科目であれば、初学者用の参考書の一ページ目からコツコツ覚えなおすという方法が考えられますが、数学の場合たとえば青チャートの数学Iの例題1からやり直せばよいのかというとそういうわけではありません。整式の展開や因数分解をひたすらやったところで、数学が得意になるイメージは沸きませんよね。結局、分かりやすいという定評のある参考書を心機一転でやり始めたとしても「さすがに展開や因数分解は大丈夫だろう、次の絶対値はイマイチだからやってみよう。難しいな。不等式はなんとなくわかるぞ。二次関数も久々にやったら悪くないな、でも最大最小の問題は難しいな、う〜ん、一体何が重要なんだろうか?」と、自分では何をやればいいかが分からずに結局新しく買った参考書も中途半端にしか取り組めず、何も変わらないのがオチではないでしょうか。(実は、これは私の体験談です。)

つづく・・・

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp