月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

カーナビを使うと道覚えないよね?っていう話

岐阜方面だと犬山、大垣、岐阜、愛知県内だと小牧、長久手、名古屋市内、くらいはカーナビを使わなくても道を覚えているので車を進めてしまえばいいんですが、昨日行った養蜂場のある岐阜県垂井町となると大垣の近くというイメージこそあるものの、どう進めば良いかわからないので、カーナビが必要になります。

カーナビの音声にしたがって進んでおけば、現在地がどこなのかということや、北に向かっているのか南にむかっているのかなど理解しなくてもとりあえず目的地には到着します。道を一本間違えても、勝手に進路修正してくれるのでとくに考えることはありません。

カーナビは良いですね、垂井町を目的地にして、気づいたら青森についたとか、沖縄についたとか無いですから。

これが気まぐれなカーナビで、行き先を入力しても全然違う場所につれていかれてしまうとしたら、困ったモノです。でも、カーナビに従っているうちは、絶対気づかないでしょう。「あれ、この道であってるかな?」と思いつつも「100m先、交差点を、右折です」と言われたら「右折ね、はいはい」と言ってハンドルを右に切るだけです。

会社の先輩に「木村君、人間、指示されるほうがラクだという人が案外いるものだよ」と言われたことがありまして、当時私は全く理解できなかったんですが、たしかにカーナビに従って右にいったり左にいったりするのは、ラクでした。

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意外と出題されるよね?っていう話題

ミツバチって意外と入試の英文で話題になるんです。社会性昆虫といって、群れで協業して生活する昆虫で、何かと興味をひくのかもしれません。

そんなミツバチについてよく知っておかなければならないと思い、岐阜県は垂井町にある春日養蜂場(の直売所)にいって、話を伺ってきました。

時期によってミツバチが集める花粉が変わるため蜂蜜の味に変化がでるということで、いくつか試食させてもらったのですが、同じミツバチでもだいぶ味が異なりました。

私は最近、うなぎに味噌の風味がするとか豚骨ラーメン屋で魚介の風味がするとか嘆いていましたが、その後食べログレビューなどをみて私と同じ感想を持っている人が一人もいなかったので、「自分の味覚がおかしいのでは」と不安になっていたのですが、夏収穫の蜂蜜からミカンの風味がすると述べたところ、柑橘系の木の花粉だという説明を受けて少し安心しました。
普段から情熱的でいるためには、情熱的な人から情熱的な商品を買う必要があります。売り手の情熱のない、ただ安いだけのものを買っていたら自分もそうなってしまうのではないかという恐れを抱いています。
お店のかたからミツバチにたいする情熱を感じたので、いくつか買って帰りました。
清須市からは下道で1時間少々、高速で50分程度です。のどに対する殺菌保湿作用があるようですので、冬場の健康維持に本格蜂蜜などいかがでしょうか。
 
春日養蜂場 岐阜県不破郡垂井町2154-1
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そういう選択しちゃう?っていう話

生徒のプライバシーになるので詳細に書けませんが、「そういう選択しちゃう?」っていう話が結構あります。雰囲気的には、文系志望なのに理系にいくとか、そういうことです。

基本的に、「みんなはこうだけど、こうすることにしました」という、少数派の道を選ぶ話は大好きで、それがどんな選択であれ応援したくなります。子供でも大人でも、自分の考えが多数派と異なるときに自分を信じて行動できる人というのはほとんどいません。たいてい、流されておわりです。

そういう選択をしようとすると、学校に反対されることが多いです。中学校の進路指導が超保守的なのはおそらく全国どこでも似たようなものだと思うんですが、清須市近辺の場合高校も保守的、というか全体主義的なので、そういうはみ出た選択というのがやりづらい風潮があるように見えます。

はみ出た選択というのは、ものすごく良い選択であるかものすごく悪い選択であるか、どちらかの可能性が高いです。しかし、私の塾にくる高校生というのはそこそこの進学校の生徒であり15歳までにしっかり育てられているわけで、そういう学生の選択であれば悪い選択であるはずがないと私は考えます。


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そこで判別式使う?っていう問題(青チャート例題115)

一見、二次方程式の解の個数を調べるツールとしかみえない判別式Dですが、判別式の意味を理解すれば相当な威力を持ちます。旧帝大志望の人はさすがにみんな理解しているでしょうけど、地方国立大くらいなら合否を分ける可能性が十分あるのではないでしょうか。

判別式の理解を判別できる問題が、青チャートの例題115です。

実数x,yがx^2+y^2=2を満たすとき、2x+yの取り得る値の最大と最小を求めよ、とのことです。

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チャートの解答は、まず2x+y=tとおいて、y=t-2xと変形して、方程式に代入しています。そこまでは、「tと置くのはそういうもんなのだろう、代入したくなる気持ちもわかる」と、理解が出来るはずです。

しかし問題はそのあと、代入して得られた二次方程式に判別式をかましているのです!

これ、高1の段階で一発で理解出来る人は、おそらく100人に1人くらい?相当少ないと思います。

まず、いくつか実験してみてください。t=0という値を取ることはできるのか?という実験です。

t=0のとき、2x+y=0ですからy=-2xです。これを方程式に代入するとxの値が求まります。その値は実数です。

次の実験はt=4のときです。実は、y=-2x+4を方程式に代入すると、得られるxの値は虚数になってしまいます。だから、t=4という値はとれない、ということになります。

そう考えるとこの問題は

「tがどういう値なら、xとyは実数値になるか?」

と解釈することができて、つまり

「xとyが実数値をとる(=実数解を持つ)ようなtの範囲を求めればよい」

ということになって、判別式を使っているのです。

 実は主役はtではなくて、実数x,yなのです。「私たちを実数にしてごらんなさい!」というx,yの声が聞こえてきたら、合格です。

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15時間、塾にいる?

中学生の依頼で今日は朝6時半に塾をあけました。テスト勉強をやりたいらしいです。22時に塾をしめるまで15時間半、もちろん休憩もありますが、若い人の体力はすごいですね。私はというと、寝るの失敗して徹夜で6時半を迎えてしまったので、生徒がきてから倉庫で寝袋をひいて昼まで寝ていました。
しかし、体力もそうですが集中力がすごい。体力は若い人の方がありますが、集中力って中高大と高まるもので、中学生のうちはまだそんなに集中力って養われていないと思っていました。昨年の中3生徒も頑張っていましたが、最近の中学生は早熟だということでしょうか。
中学生のトップ争いは、なかなか激しいです。