月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

同じ問題をその場で2回練習

数学を自習していると、

・なんとか計算ごり押しで解けて正答にたどり着いた

・模範解答をみると、本当はもっといい解き方でとける

という状況になったときに、

「まあいいか」

と次の問題にいってしまう高校生も少なくないと思います。

 

同じ状況が塾の授業で発生すると

「カクカクシカジカのやりかたでもう一回解いてみて」

といって、同じ問題をその場で2回練習させることができます。

数学の勉強では「見て納得する」と「実際に自分の手で解ける」のあいだにかなりの幅があるので、一見解けたように思える問題(実は結果オーライなだけの問題)を再度解いてみるというのは効果的です。

授業を通じて「自分に厳しくする」とはどういうことなのか、体験してほしいと思います。 

 

数学もある程度のところまでは解答(の流れや方針)を暗記する科目です。

生徒諸君はオリジナリティを発揮しようとせず、まずは模範解答を再現できるようにしてください。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

睡眠コントロール術

朝塾は清須校舎で平日の6時半〜7時半で実施していますが、実は昨年私は寝坊してしまって6時40分まで生徒を寒空の下で待たせるという失態をしてしまいました。

関係者のみなさん申し訳ありませんでした。

それで対策をいくつか実施していまして、その一つに「休日も6時半に出勤する」というものがあります。

それまで

平日は6時に起きて、休日は10時くらいまで寝る

といういわゆる「寝だめ」的なリズムをくり返していたのですが、これだと週明けの月曜日の朝が不安定になります。そこで「土日も早起きしちゃえ☆」ということにしてみました。

そうするとリズムは安定するのですが、10日目あたりから日中に眠気がすごくて目を開けてられないという事態になってしまいました。

それもそのはずで、塾というのは夜のお仕事ですから塾を閉めて帰宅してご飯を食べて・・・としていると普通に24時を過ぎます。

翌朝6時に起きるとなると、睡眠時間は6時間です。

朝塾開始するまでは10時間とか11時間くらい寝ていた人間が6時間睡眠というのは無理がありました。

でも土日も6時半に出勤することを決めたので、土日の寝だめは出来ません。

そうすると逃げ場は一カ所しかなくて、平日の帰宅後さっさと寝て23時には消灯する、ということになります。これだと7時間の睡眠時間を確保できます。

プラス、今までblogを22時までに書けずに帰宅後「う〜んネタが思いつかん」などとスマホ片手に時間を消費することもありましたが、夜さっさと寝るためにblogは朝9時までに書き上げることにしました。この記事は朝8時に書いてます。

これを試して4日目ですが、日中の調子はかなり良好です。

おそらく私にとって最低限必要な睡眠時間は7時間です。


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私のレベルはどのくらい?

「1日何時間勉強すべき?」

とか

「3ヶ月でマーチ受かりますか?」

みたいな一般論の質問をさらにレベルアップさせると、

 

「1年後、私はどのへんの大学なら合格する可能性あるでしょうか?」

という、個別事情を考慮した質問になります。

この手の質問を私にしたことがある人なら一度は聞いたことあるお返事、

「そんなの自分次第、受かると思えば受かるかもしれないし、受かると思わなければ100%受からん」

質問の答えとしては逃げているように思われるかもしれませんが、本音です。

 

もちろん「1年後、私は東大うかりますか?」みたいに、申し訳ないけど1日24時間やっても間に合わないラインというのはあります。

でも実際にはそこまで非現実的な妄想をする生徒は少なく、所属高校から毎年合格者が出ているレベルでの大学名でしか質問されません。

みなさんが所属している高校から毎年合格者が出ているような大学であれば、今の学力がどの程度であれなんとかなる可能性は大いにあります。

ただし、残り時間が極端に少ない(1年程度しかない)とか、現在の学力が著しく低い(高校にギリギリで入学したタイプ)とかいう条件があると、なんとかするのは無理とはいいませんが難題です。

一番のハードルは

「合格目指してがんばろう」

というメンタルになるかどうかです。

そう思い込めないと、勉強が進みません。

レベルの高い大学ほど受験に必要な科目数が多いです。それらを時間内でなんとかするためには「時間内でなんとかできるはず」という自信というか気負いが必要です。

なので

「そんなの自分次第、受かると思えば受かるかもしれないし、受かると思わなければ100%受からん」

というお返事になります。 


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結局受験は自分との戦い

最近はあんまり聞かれなくなりましたが、

「1日何時間勉強やったらいいですか?」

とか

「○ヶ月で、××大学受かりますか?」

とか、気になってしまう高校生はいると思います。

というか、誰もが一度は気になることといってもいいかもしれません。

第一志望に受かるか、受からないか、その境目を日々ただよっているのが受験生ですからね。

ただそんなこと気にしてても1mmも合格に近づかないのは確かな事実なので、そのうち気にならなくなるものです。

 

受験というのは、限られた椅子をめぐる競争のように思えますが、実際には相手は自分一人です。

あなたの志望校の合格最低ラインが毎年大きく変わるなんてことはなくて、どの大学を目指すにせよ、昨年までの合格者の学力まで自分をレベルアップできれば合格だし、できなければ不合格です。

名古屋大学に合格するまでに必要な勉強時間が仮に3000時間だとして、3年間かけて勉強するなら1年あたり1000時間で、1日あたり3時間です。1年でやるなら1日9時間ということになります。半年なら18時間程度でしょうか。

結局、それをやるかやらないかはあなた次第です。

今年はやたら同級生が張り切って勉強しているから、必要な最低勉強時間が4000時間になるということはありません(といいつつ、今年の受験にかんしてはあるかもしれない)。

「誰がなんと言おうと、自分はうかる!」

と思い込んで、毎日やることをやればいいのです。

というか、それしかできません。

それでめでたく第一志望に届けば素晴らしいし、届かなかったとしても、目標を高くすることで入試当日まで全力を尽くせたのであれば結局自分の最大限の成長は出来たのだから、それもまた素晴らしいことです。

なので競争相手は同級生じゃなくて、自分自身です。

「厳」という字を書き初めで書いた生徒がいましたが、自分にたいして厳しくして、毎日やるべきことを継続できるかどうか。

そこだけ気にしましょう。

 


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想像を超えていく生徒がいた場合 2

これまでの私の指導経験の範囲から飛び出る生徒というのは(上にであれ、下にであれ)、塾を長くやると必ず現れます。

そういう場合でも、「こうやって勉強していこう」という指導を的から外れない効率的なものにしていかないといけません。そこを外すと、自習中心を推奨している当塾のバリューが無くなってしまいます。

そこで、毎週の授業で生徒の答案を見ているというのが役に立ちます。

当塾では英語でも数学でも演習中心でやっているので、毎週必ず生徒の答案を添削することになります。自分で作った問題を自分で添削すると、生徒の学力はだいぶ良く分かるし「あれ、今週は自習サボってるな」とか逆に「よく頑張ってるな」というのが、答案を通じて分かるくらいです。

これに加えて、模試の結果も参照するとさらに現状把握の精度が高まります。

前例のない学力の生徒の場合は、前例アリの範囲から少し飛び出るイメージで判断をすると、アドバイスが大きく外れることがありません。

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