月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

想像を超えていく生徒がいた場合 1

3年前の今頃のblogを読んでいて面白い記事がありました。

sodeng.hateblo.jp

 

普通の人では出来ない暗算(3桁×2桁のかけ算とか)を脳内そろばんで処理してしまう中学生で(当時は中学生クラスがあった)、その暗算力のせいで答案がカンニングしたとしか思えないほどシンプルになってしまい、数学の提出物では先生に「解答冊子を写しただけでは」とたびたび疑われてしまうのだというのです。

 

これを読み返して思うのですが、教える側は自分の想像を超える生徒がいるのだということをよく理解しておかないといけません。

私もたまに「そんなにすぐ身についてしまうの?!」と驚くような、習得スピードの速い生徒がいます。

いつもの指導なら「凡人はチャート5回、数学が得意な生徒は3回くり返し解く」を基準にして教えますが、習得の早い生徒はそういう枠に押し込むべきではないかもしれません。

自分の経験上、「チャート5回、3回」を一つの基準にしていますが、その基準が適さない生徒も少数ですがいるのです。

チャートの繰り返し回数のみならず、取り組んでもらう自習用の参考書の選定も同様です。

普通の生徒なら

難易度1→難易度2→難易度3・・・

というように徐々に参考書の難易度を上げていくところ、想像を超える生徒の場合には

難易度1→難易度3

のように飛躍することもアリというか、むしろそうしたほうがよいケースもあるかもしれません。

ただしそういう生徒は人数が少ないのでこちらも過去の前例がなく、その場その場でよく考えて判断していく必要があります。

 


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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正月らしいことした?

生徒との会話

 

私「正月っぽいことした?」

 

生徒「いや、とくにしてないです」

 

私「初詣いってないの?」

 

生徒「あ、行きました」

 

私「親戚で集まったりとか」

 

生徒「あ、集まりました」

 

私「めちゃ正月らしいやんけ!」

 

生徒「たしかにそうですね。草」

 


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自主的自由登校のすすめ

大学受験では「自由登校」なる文化があります。

実は、今までblogでは自由登校の存在自体は何度か言及していましたが、受験直前期にblog記事にするのは避けていました。清須校舎の近隣の高校で、自由登校をやっている生徒の5人に1人(※木村調べ)は当塾の生徒だったからです。

でも最近は自由登校文化も広まってきたようで、おそらく今年は自由登校実現者における当塾生徒の割合は5%くらいまで下がるのではという予測もあります(※月刊管理教育研究誌、2019)。

そこで、広くblogで紹介して、愛知県の高校生達の受験生活がよりよいものになるよう手法を公開していく次第であります。

自由登校とは

入試の直前期は、学校にいかずに自宅や塾にこもってひたすら自習しつづけるというものです。

この自由登校は学校によって開始時期にバラツキがあり、センター前の1月頃から、おそくともセンター後くらいからのところが多いです。早いところだと年が明ける前12月くらいから始まるところもあります。

自由登校は受験生活最後にして最強のチャンスで、仮に1月1日から2月下旬までまるまる自習に費やすことができれば、夏休みと同じ時間が直前期に手に入ることになります。

夏休みのころよりみなさん学力は絶対に向上しているので、夏休みの40日以上に濃い時間を過ごすことができます。

当塾の清須校舎近辺の高校は、自由登校は一応ありますが、開始時期が2月中旬なのでほとんど意味ありません。五条に至っては自由登校は最後までありません。

 

塾の方針

当塾でも毎年生徒には紹介していて、塾の方針は当然「推奨」です。自由登校するほど学力が伸びるに決まってます。

 

自由登校しちゃいけない人

・授業で教わらないと分からないことがまだ多い生徒

・学校を休むことに後ろめたさを感じてしまう生徒

こういう生徒は、無理して自由登校しないほうがいいと思います。

 

自由登校の実現の方法

愛知県の高校で

「明日から学校休みます」

「そうか頑張れよ」

となることは、100%ありません。前例としては

 

・受験が終わるまで東京の親戚の家に滞在します、と宣言

 これは受験日程が全て都内の大学になる生徒だったのであんまり参考にならない人が多いと思います。

 

・病欠

 これが一番オーソドックスです。病欠の場合、保護者のかたが学校に連絡するという習慣になっているところが多いので、毎朝保護者のかたに電話してもらってください。3日くらい電話したら、4日目くらいから無断欠席してみてください。たぶん、学校から電話がかかってくると思いますが、「病欠です」と伝えてください。それが連続したら電話がかかってこなくなることもあるようです。

 センターまではインフルエンザにかかったことにして、センター後は謎の頭痛くらいにしておきましょう。診断書出せと言われたら、架空の月刊内科小児科クリニックの診断書でもつくってあげますから相談してください。

 

・明日から学校休んで家で自習します、と宣言

 もめるだけなのでやめましょう。正面から話し合いを申し込んで、交渉をまとめるのは困難です。北方領土返還くらいハードルが高いです。無理です。夏休みや冬休みの補習を欠席する、というくらいの交渉なら、三者面談時に保護者のかたから言ってもらえればまとまることが多いです。先生は生徒には強いが、親には極端に弱いです。

 

清須校舎近辺の高校でも、自由登校実施者はクラスに数名程度居ることが多いので、あんまり難しく考えず気軽に実施しましょう☆

 

よくありそうな質問

・学校休んで卒業できる?

 できます。1月から全部休んでも進級に必要な出席日数は満たせます。そんなので卒業できなくなったら日本中、高3留年だらけになってしまいます。

 

 

 

学校のルールより大切なことなんていくらでもあります。

カルロスゴーンさんを見習ってください!日本のルールはダメだと見切って、プライドを捨てて楽器ケースに隠れて出国したのです。

人生で大切なことは何か、優先順位をたてましょう!


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差し入れありがとうございます

 合宿中、おやつコーナーを普段より充実させているのですが、生徒の保護者のかたから差し入れを頂きました。差し入れいただいた皆様、ありがとうございました!

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私はなぜかキットカットが一番美味しい教の信者で、おやつを買うとなるとキットカットばかりになってしまうので、差し入れしていただくと私だったら絶対に並べないおやつがキラキラならぶので、生徒は楽しいはず。というか私が楽しい。(味見は受験指導の一部です)

生徒のみなさん、いろんな人に支えられていて嬉しいですね!

 

受験勉強の最終段階って、

起きる朝食→勉強→昼食→勉強→夕食→勉強→寝る

の繰り返しで、食事と風呂くらいしか癒やしの時間がないので、こういうおやつによる息抜きというのは結構大事なんじゃないかって思います。

合宿中は私が夕食のおつかいに、すき家やHotto Mottoなどに行ってますが、なるべくギリギリにいって出来たての温かい状態で生徒に渡すとか、そのくらいしか出来ないですよね。

 

木村は勉強教えろや!

って思う人もいるのは重々承知なんですが、高校受験とちがって大学受験では直前期に教えられることってないんですよ。というか「受験の直前期にはあとはもう本人にめちゃくちゃ自習を頑張ってもらうだけ」という状態に、いかにして持っていくかというのが教える側のテーマだと思います。

そのために高1、高2のうちから、一冊の参考書を自習でどうやって吸収していくのか、ということを授業を通じて伝えていくわけです。繰り返し解いて一冊の参考書を吸収するということが身につけば、たまに「解説のこの部分がわかりません」という質問が出てくるくらいで、あとは自分で勉強を進めていけるようになります。

英作文とか小論文が必要な生徒は、自習ではどうにもならないのでセンター後に教えないとダメですけどね。


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生徒の作品展

合宿中に書き初めを実施しました。

なかなか個性がでて、興味深いですね!

 

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厳しい…夜やることやるまで寝ない的な厳しさを自分に課すとのこと。

感謝…周りの人に感謝している、、、とみせかけてすずりの下敷きにしていた「新聞紙に書いてあったから…」

 

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精心・・・とにかく頑張る的な意味とのことでした。ラスト1年頑張って!

初志貫徹・・・まずはボーダーのっけて出願、ってことですかね!

 

 

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飛躍・・・ 「飛」の文字のバランスは、文字の重心がやや下にあることを考慮するのがコツだと教えてくれました。

合格・・・ したら親御さんに報告した次に教えてね!

 

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出久・・・ マンガのキャラみたいです。

英国・・・ イギリスではなくて、センターの鬼門とのこと。

 

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絵・・・歩道を真上から見た図とのこと。立体の積分をするときに、真上から見る力は大切ですもんね。

怠惰・・・な心を、半紙に吐き出せたそうです。得たいものではなくて、失いたいものという発想もアリですね。

早稲田センター利用合格・・・半紙の後半をなんとか詰め込めたように、センターまで詰め込んでください!

 


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