月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

「当たり前の基準」の違いを把握しよう

なぜ高校によって進学結果が異なるのか、しかもその進学結果はなぜ毎年ほとんど似たような数字になるのか、その一つの答えは「当たり前の基準」にありそうです。

当たり前の基準とは何かというと、「これくらい勉強して普通だよね」「これくらいの問題は解けて当たり前だよね」という基準のことです。五条高校とか西春高校の生徒を見ていると、「毎日2〜3時間勉強するのはあたりまえだよね」という雰囲気が感じられます。偏差値下位の高校になるほど、この当たり前の基準は下がります。ですのでビリから逆転ストーリーといっても、進学校の中でビリから逆転するより、非進学校のなかから逆転するほうがはるかに大変です。周りの雰囲気が「勉強しないのが当たり前だよね」というものだからです。

これは中学3年間でオール5を取っていた生徒の集団と、オール3を取っていた生徒の集団、そしてオール1しかとれなかった集団が、高校という集団を形成していると考えれば理解出来ます。オール5をとる生徒は例外ケースを除けば、みんなある程度勉強の習慣が出来ています。

これからわかることは、「当たり前の基準が低い」高校に属している生徒は簡単に井の中の蛙になってしまうので気をつけなければならない、ということです。それは勉強の時間だけでなく、その結果得られた学力が所属している高校のなかではダントツだけれども全国的にみたら平均以下、なんてことはヨユーで起こりえます。

さて、五条高校や西春高校の当たり前の基準が高いという話をしましたが、それと比較すると一宮高校の当たり前の基準はさらに高いです。数学でいえば、通常授業についていくだけで大学入試、それも国立二次試験レベルの問題はまあまあ解けるようになってしまう指導をされています。おそらく、ついていけているのは上位2〜3割なのだとは思いますが。

人間、良くも悪くも「流される」ものです。トップ高校に所属すれば、その当たり前の基準に良い意味で流されて勉強しますし、下位高校に所属していれば悪い意味で流されて行きます。自分がどの流れに属しているのか、分析してみましょう。
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