授業中に思い立って中学生に「大人の社会」という10分の講義を行いました。
小作農という単語は歴史で何度か出てくるので聞いたことがあるでしょう。土地を持たない小作農が、土地持ちに畑を借りて、出来高のうち一定の割合を上納金として納め、残りを受け取るという生計の立て方です。土地を持っている人が強いのです。
プランテーションやモノカルチャーは、歴史でも地理でも出てきますね。ヨーロッパが植民地を拡大する競争のなかで、アフリカやアジアの国に単一の農作物を大量に作らせ、それを安価に買い取り大量に売りさばいたという歴史です。武力によって植民地化した人が強いのです。
時代によって強い人というのは異なります。室町〜安土桃山にかけて全国の武将たちが争いをくりひろげた時代は、ケンカが強い人が強かったのです。
では現代ではどうでしょうか?
講義ではかなり生々しい話をしたのでblogでは割愛しますが、現代ではケンカが強くても警察に捕まっておわりです。土地を持っていたら、活用の仕方によってはまだ強いですね。でもそれより、単純に頭がよければ強くなれる、そういう時代です。
ただし中途半端によくてもだめで、中学なら上位10%に入っておいて欲しいと私は思います。上位10%に入ってさえ、その後大学受験、就職、社内競争、起業すれば企業間での競争と、ずっと競争は続きます。中学で上位10%に入ってやっと少し有利、その後さらに上位10%に入って、少し経済的に楽になるんです。
これを知った上で勉強をしないなら良いでしょう。知らないで勉強をしないのは、教えない大人の責任かもしれません。
清須市の大学受験 相伝学舎
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