高校受験というのはオール1の生徒からオール5の生徒までが同じ問題に取り組むという性質上、上位10%くらいの生徒にとってはエネルギーの浪費みたいな試験だと思うんですよ。正答率を90%から95%に上げる努力をするくらいなら、さっさと高校の範囲に進んで勉強したほうが上位の生徒には刺激になるし、そもそも日本における学歴競争のゴールは「大学入学」であることを考えれば、高校受験というのはさらっと終わらすくらいで良い。
だから高校受験で第一志望に受からなかったとしても、全然問題なし。大学受験というのは、高校生になってからやるかやらないかという世界であって、中学までの学力差はたいした貯金にならないんです。三単現にsをつけることを知らないとか、現在完了形の疑問文がつくれないとかいうのは問題外として、中学時代は一般的な問題集で9割マルがつく程度に理解が出来ていれば「オレ高校から本気だす」でも十分戦っていけます。
だれもがビリギャル的なストーリーを描ける可能性があります。
とかいうと口だけ達者でたいして勉強しないやつがが沸いてくるので嫌なんですが、なかには「高校から本気出す」でちゃんと結果をだす生徒も5%くらいは存在するのでたまには発信しておきます。
高校生には自分の限界を勝手に設定せず高いところを目指せといいたいですね。高校受験がサッカーだったら大学受験はゴルフ、くらい違います。サッカーがダメでもゴルフができる可能性はいくらでもあります。
大学受験は本当に人生変わりますから。3年間、時間を費やす価値はありますよ。