月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

助動詞にこだわる

The other women were told that their 30-minute walk would be purely for pleasure. During their group walk, they could listen to their favorite music or chat with friends.

 

高2英語であつかったある問題で、上記英文の助動詞would, couldの意味を考えてもらいました。

普通、助動詞といったらcan, will, may, could, would, might...なんでもいいんですが意味を1個覚えたらそれで終わりという生徒が多くて、その意味も中学のときからアップデートされていない、という状況だったりして案外中2レベルで止まっているのが助動詞です。

しかしwouldは仮定法、過去からみた未来、過去の習慣などいくつか意味があるし、canにしたって可能性、能力、許可などこれまた複数の意味があります。なのでこういう簡単な単語ほど辞書を引いた方がよいんです。

もちろんcan「できる」だけでも、なんとなく意味は解釈できますがその「なんとなく」が長文になってちりも積もればなんとやらで、全体の意味がつかめなくなっている。積もるチリというのはもちろん助動詞だけではありませんよ。時制、比較、関係大飯・・・いろいろな「なんとなく」が積み重なると、全体の意味がつかめなくなるのです。

 

というわけで今日の授業(の一部)では、こういう助動詞の語彙の豊富さについて強調してみました。

 昨日の記事のとおり、私には生徒のやる気を引き出す能力は全く備わっていませんが、生徒の英語力を高める能力は備わっています。

清須市の大学受験 相伝学舎
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