月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

気持ち勝負みたいなとこあるね

先日の早朝、蝶が羽化した瞬間を観察していて、羽を乾かすのに30分だか1時間だか結構な時間がかかるようで、その間ヨロヨロと頼りない感じでどうしても手を貸して上げたくなってしまうという瞬間がありました。まあ、手を貸したいといっても何したらいいかわからないのでそのまま観察を続けて、結局は眠くなって二度寝してしまったわけですが、二度寝からさめるとパタパタ飛んでいたわけです。昆虫はたくましいので、放置すると普通に成長するということがわかりました。

一方人間は。高校生も、勉強のツボを教えてあげて放置をすると成長していくことが多いです。途中、模試の結果が悪かったりすると手を貸してあげたくなるのですが(私もそれなりに優しい)、ここで手を貸したらダメだと思って(いやただ私がめんどくさいという説もあるが)、放置すると2〜3ヶ月後にたくましく成長しているケースが、少なくありません。

昆虫の場合は、生きて後尾して卵を産むというサイクルを回すのに必死ですから、それなりに生きる力が備わっている。一方、人間も「大学に行きたい」という気持ちがあれば、自分でなんとかする力はあると思います。自分自身そうだったし、塾を開いてからそういう生徒を何人も見てきました。

ただ「大学に行きたい、受かりたい」という気持ちがなければもちろんダメです。それがなかったら、順当に学力が下がって、順当にヘボ大学にしか受からずに終わるでしょう。でもそれはその高校生の人生だから私は知ったこっちゃない、自分が悪いやんけというオチで誰も文句言いません。

木村の言う通り勉強しているけど学力上がらないやんけというのが一番怖いですが、今のところありません。言う通りやって学力があがるか、言う通りやらないで横ばいするかどちらかです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp