2週間頑張れば学年順位が上がった中学時代と違って、高校での勉強は2ヶ月頑張ったところで学年順位があがる見込みがあるわけではありません。定期テストならまだわかりませんが、模試や実力テストとなると2ヶ月やそこらではまず結果はでないでしょう。
とくに学力が低いところから這い上がっていこうとすると、最初のうちは勉強に面白みを感じられる瞬間が少ないので、そのような毎日の地味な勉強の積み重ねの先にいつかやってくる大きな変化を想像できるかどうかというのが問題です。
楽器演奏で地味な基礎練習の積み重ねによって長期的に演奏技術を獲得するような経験があれば、受験勉強でも同じような感覚で結果がでるのだろうと類推して、地味な青チャート例題の練習の積み重ねのさきに難解な入試問題が解ける自分の姿を想像できるかもしれません。
当塾では、「グラフを描け」「文字を新しくおいたら値域を調べろ」「文頭にifやwhenなど従属接続詞がでたらその後の構造を予想しろ」など覚えたら学力に直結するようなたいへんありがたいことばかり教えていますが、そのような質の高いものであっても2週間で劇的に変化するというのはありえないのです。
もし2週間で劇的な変化をもたらすやり方があれば、月謝を今の10倍にしても払う人がいるでしょう。でも日本全国探してもさすがに月額50万円の受験サービスはお医者さんをカモにしたビジネスを除けばないので、そのような勉強方法はそもそも存在しません。
腹をくくって、相伝学舎という宗教に入ったつもりで頑張ってみてください。