月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高校受験より大学受験のほうが面白いので安心してください2

昨日の続きです。

高校受験より大学受験のほうが面白いので安心してください1 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

 

理由3「大学が決まる」

なんといっても進学する大学が決まります。

4月から希望の高校に進学できる人もいればそうでない人もいるかもしれませんが、愛知県内の高校生になる限りどこに進学してもそう大きく何かが変わることはありません(これが愛知県外の高校だとしても同様です)。

登校して授業をうけて、部活をやる人はやって、塾にいく人はいって、家に帰る、

の繰り返しです。

3年後の入試も高校名で何か合否結果が変わるものでもありません。

一方で大学進学は、どこの大学に通うかによって生活は大きく変わるし、付き合う友人も変わります。通う大学名によって4年後の就職で有利不利が出てきますし、その後も「最終学歴」としてついてきます。

たとえば私は神奈川県立西湘高校と慶應大学経済学部を卒業していますが、おそらくblogをご覧の方のうち私が慶應卒だということを知っている人はいても、どこの高校を出ているか知っている人は極端に少なくなると思います。

慶應卒という最終学歴をみてコッコウリツ進学した人からしたら「私立3科目w」と思う人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人は「なんかすごそう」くらいの印象は持つと思います。

念のため言っときますがこれは私が「すごいだろ」とマウントをとっているわけではなくて、慶應を卒業して10年間のあいだにそういうリアクションを受けることが多かった、というだけです。

個人的にはそういう肩書き的な意味での学歴にあまり大きな価値を感じていませんが(もちろん塾をやっている上では少なからず恩恵をあずかっているかもしれません)、多くの人が自分の興味関心から第一志望を選ぶのではなく、自分の学力から狙えるできるだけ難易度の高い大学のなかで自分の興味があるところ、という絞り方をすることを考えると、高校生のうちはそういう表面的な意味での学歴を得るためにと勉強に頑張ったらいいと思います。

 

15才〜18才のあいだに、高校生は精神的にとても成長し成熟していきます。

とりあえず全員が受験するものだった儀式的な高校受験と違って、大学受験は「自分の将来のために取り組むもの」というポジティブで長期的な見え方ができるようになり、2年とか3年かけてじっくりと入試対策をできるようになります。

また肉体的な成長もあるので、中学生のときより長時間勉強に集中できるようにもなります。

今は「また受験なんて考えたくない!」と思っている人も、実際に大学受験勉強なるものに本腰を入れたら想像よりずっと楽しいものだと思えると思いますよ!

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

高校受験より大学受験のほうが面白いので安心してください1

もういくつ寝ると、愛知県高校入試の合格発表ですね。

やっと高校入試が終わって、4月からとりあえず高校生だ〜と気が抜けている中学3年生のなかには、「大学受験ってきつそう」と思っている人もいると思います。

実際、塾の高3の生徒を見てると毎年のことですがかなりハードにやっていて「体力もつのかなあ」などと余計な心配をするくらいハードではあるんですが、正直いって高校受験より断然面白いです!

 

理由1「内申点がいらない」

これは一般入試の話になるんですが高校入試のときに必要だった内申点というものが大学受験では不要になり、入試当日の素点勝負になります。そのため、「先生に媚びを売る」という不毛な時間がなくなります。中学時代に授業中の「関心意欲態度アピール」とか提出物を期限内にきっちり出すことに窮屈さを覚えていた人にとっては天国のように感じられるでしょう。定期テストも毎回全力を尽くさなければならないわけではなく、1度や2度くらい赤点をとっても入試当日に合格点をとれば全部チャラなので気楽ですよ。

内申点がいらないというのは言い換えれば、「自分の学力UPにつながることだけやっていられる」ということになります。最高じゃないですか?

 

理由2「当面、英語と数学に集中すればいい」

大学受験の合否を分けるのは多くの場合英語と数学の仕上がりです。高校入試では5科目バランスよく取り組む必要がありましたが、大学入試ではまずは英数2科目だけに集中して取り組めるので、1つの科目をかなり深掘りして勉強できます。そのうち数学の難問が1問でも解ける経験をすれば、知的欲求を満たすことの楽しさを知ることができます。

だいたい受験科目を選べるっていうのがいいですよね。自分が得意な科目が理数系だったら、理数系が入試科目の大学から行きたいところを目指せばいいし、社会など暗記物がすきだったらそういう大学を選べばいい。

高校入試みたいに「全員5科目やれ」と言われると、どうしてもやらされ感出てきちゃいますからね。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

私大専願で合格可能性を高める方法

コッコウリツ合格者数が全て、という世界観が作られている高校では私大専願というのは迫害されがちですが、高校生にとっては「とはいうても東京でキャンパスライフ送りたいんや」とか「関関同立受かりたいんや」という人もいると思います。

そういう人は、「進学する高校を間違えましたね、残念でした」というのが私からの率直なメッセージなんですが、正直出願する高校を決める中学3年生のときにコッコウリツ系の管理教育校の実態なんて分からないので、進学してみて「こんなはずではなかった」という気持ちもよくわかります。

 そういう人の力に少しでもなりたいと、常日頃から思っています。

 

そこで、私大専願にしたい人にたいして合格率を最大限高める方法をご案内します。

ポイントはただ一つ

「受験科目を決めろ!」

であります。

私立大学というのは受験科目が3科目と相場が決まっています。

理系:英語+数学+理科1つ

文系:英語+国語(現古)+(数学か社会1つ)

あまりにレベルが高いところ※と低いところは受験科目の事情が異なりますが、みなさんが第一志望にするような大学の多くはこの3科目ルールに当てはまります。

(※早慶理系は英数物化の4科目、早稲田文系は国語が現古、慶應文系は国語のかわりに小論文など)

まずは、どの3科目にするか決めて下さい。これを決めたらあとは絞った3科目だけをひたすら取り組むことになります。

 

こんなのは当たり前すぎる話なんですが、学校で相談すると

「センター利用で受験するために科目数はなるべく減らすな」

などと、超いい加減なアドバイスが飛び出してくるんですよ。

これ完全に嘘なので、信じないで下さい。

たしかに私大は上記3科目に加えて科目数を増やしてセンター利用受験をすることがでいますが、センター利用受験というのは基本的には国立大を第一志望にする人の滑り止めとして機能するものなので、2月頃に実施される個別入試とくらべて難易度が上がります。

たとえば南山大を第一志望にする生徒が、センター利用で南山大に受かるなんてありえません。

学校の先生が「科目数を減らすな」などと言うのは、コッコウリツ大学の受験者を確保したいというのと、生徒が受験科目を減らすと受験に関係ない科目を勉強しなくなり全体の統制が取りにくくなるからです。あなたの私大専願受験のことなんて、1mmも気に掛けていません。

でも、このブログや私自身のようにちゃんと情報発信している情報源と触れることがなかったら、普通に信じちゃうでしょうね〜。

今時の高校生は真面目ですからね。

 

f:id:sodeng:20200314221004j:plain

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

愛知県から都内私大受験を狙う難易度は

2年前に

こんなにキツくなった私大入試 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

なるblogを書きました。私大がやたら難しくなったよという話です。

さらにその年の6月頃の河合塾発表の偏差値を

2018年の河合塾偏差値 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

この記事にかるく紹介してありまして「南山大の経済学部が偏差値55」になってます。

 

それが今は、

f:id:sodeng:20200313080106p:plain

南山大経済学部といったら57.5になりました。

文系の人は受験全体の作戦をよく考えておきましょう。

名大とか名市大受験者なら南山大の文系学部は確実におさえることができますが、もっとレベルの低い国立大学を第一志望にする場合、南山大学を滑り止めとして見るのは無理です。

「地方の国公立大にいくのと南山大ならどちらがいいか?」に即答できない人は、私大専願にすることも検討すべきです。3科目に絞って取り組めば南山大までなんとかなる生徒が手広く7科目勉強してしまったら、私大受験の合格可能性が下がります。当然の事実ですが、この点はちゃんと認識している人が少ないし、そもそもちゃんと伝えられていません。

「とはいっても、うちの高校は毎年南山大くらいなら100人以上受かってるし〜」

などと、のんきなことを言ってはいけません。

南山大に合格する生徒は2-3学部くらい受かります。延べ人数で100人ということは実際には50人〜60人くらいと見るべきです。

 

もっと心を引き締めてほしいのは都内の早慶上智、マーチあたりを目指す受験生です。

この辺の大学は愛知県から受験する人、進学する人が少ないので実際の難易度が肌感覚としてつかみづらいところがあります。

一つの目安として、愛知県の私大で最も難しいのが南山大のいわゆる「英米」で、この学部が河合塾偏差値60ですが、都内の私大で偏差値60というと、

f:id:sodeng:20200313082328p:plain

学習院、國學院、成蹊、成城・・・

と愛知県の人からしたら「どこ?」という大学です。

 

中央大学の経済学部というのが「MARCH」のCではありますが、この学部はキャンパスまでモノレールにのってドンブラコドンブラコと通学するような大学なので、「上京して大都会東京で夢のキャンパスライフ☆」とはちょっと違います。

渋谷とか新宿とか、いわゆる東京的な場所に近いキャンパスの大学でいうと、

青学(渋谷)、明治(新宿近く)、立教(池袋)、上智(四ッ谷)

がありますが、これらの大学は62.5から上ですので、南山英米より難しいということになります。

2年前に新川から明治大、五条から青学に合格した生徒がいましたが、どちらも学校内ではずいぶん上位にいましたし、勉強量も質も十分でした。それでも蓋を開けてみると何校も受験してやっと一校合格できたという状況でした。

英語と数学に関しては名大受験者レベルくらいまで達するというのを一つの目安にして頑張ってください。少なくとも2年は勉強モードでガリガリやってかないとキツいです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

茨城県のおじいさん

今日、0297から始まる番号から電話がかかってきて、絶対私と無関係なので出なかったんです。で、調べてみたら茨城県にある歯医者さんの番号でした。

実は私、3ヶ月に1度くらい茨城だか千葉だかわかりませんがそっち方面の歯医者さんから電話がしばしばかかってきて、「明日の予約時間のご連絡です」というのです。

一応私も3ヶ月に一度、歯の定期検診は欠かさず行っていますが一宮市の歯医者さんであって茨城県ではありません。

どうも、茨城県在住のおじいさんが毎回自分の連絡先の番号を間違えて記入しているっぽいんですよね。

090のところ080にしてしまっているとかそんなところだと思うんですが、まあそれはいいとして、毎回かかってくる歯医者さんが違うのが気になってます。

なんでそんなにコロコロ歯医者を変えるのか?

あと以前も間違い電話で「今日、ブリの値段いくらですか?」とか聞かれて、これはたぶん魚の卸業者か何かなんだと思いますが、適当に「1500円くらいですね」と答えておきました。

トラブルになってないといいですが(←じゃあ答えるな)

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp