月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

自画自賛

以前学校の授業のように板書しながら問題解説していたときには、授業の難易度の設定にとても困っていました。授業というのは2人以上になった瞬間に難易度設定が困難になります。どちらかにとっては難しく、どちらかにとっては易しい、必ずそうなります。3人になった時点で「解なし」の方程式状態。

レベルの高い生徒にはもっと刺激的なことを教えたいし、入塾したての生徒にはもっと基礎的なことを教えないとだめだし・・・

と葛藤していて今の授業スタイルに行き着きました。

いまは一つの教室で複数人を同時に教えるのは昔と変わりませんが、教えるテーマが全員違うという点で異なります。

ゴルフで18ホールずーっと7番アイアンしか使えなかった昔の授業から、パターからドライバーまで全て使える状態になったようなものです。

まずは50cmのパターを沈める練習をくり返したい生徒もいれば、それこそ直ドラ含めてガンガンドライバーを振っていきたい生徒もいるし、アプローチの練習をしたい生徒、バンカーの練習をしたい生徒、あらゆる状態に対応できます。

その上、講義形式ではなく演習形式すなわち問題を解きながら教えていくので、どの部分の理解が足りていないかが明確になります。まあすでに高校生が間違えるところはだいたい分かっていますので「えっそんなところでつまづいてたの」という新しい発見はほとんどありませんが、誰がどこでつまづくかは人によって差がでるので、そこを個別に潰していけるのはもはや塾界の進歩。

いやそれ家庭教師やん、と思う人もいるかもしれませんが、家庭教師で同じことしようと思ったらそれなりに経験のある人を探さないといけないので費用がたぶん3倍くらいかかります。

いやそれ個別指導やん、と思う人もいるかもしれませんが、専門性をもって大学受験の一般入試に対応できるところなんて愛知県内にどれだけあるでしょうか。

そういうわけでほとんど毎日「うちの塾良すぎる」と思いながら働いているのですが、もちろん課題もいろいろありまして・・・

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大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

短期的に収穫するかその先を見るか

高校生を教えていて「所属高校がどこでも受かるやつは受かる、受からんやつは受からん」ということを毎年実感しているので、たまに塾で中学生を教えることがあるとどこの高校でもご自由に進学してくれという気持ちになります。

合否よりもよほど大切なのは、「自分のことは自分でなんとかする」という姿勢を受験を通して身につけること。

高校受験でも大学受験でも共通していえますが、進学先を確保して進学していくことの主役は生徒であって塾ではありません。言い換えると、進学するために一生懸命にならなければいけないのは生徒自身であって塾ではないということです。

しかし実際には、生徒よりも生徒の受験に必死になる中学生向けの塾とか管理教育系の高校など愛知県内にくさるほどあります。

保護者の人にとっても生徒が受験に目覚める前からたくさんケツを叩いて最低限?の学力を維持してくれるこれらの塾や学校に価値が感じられるのかもしれませんが、そうやって先回りすることを少なくとも私はしたくないです。

塾は生徒の受験勉強の手伝いしかできないのですが、生徒が自分自身でまずやってみて「うまくいかない」とか「なんか非効率的な気がする」みたいな主体性の種みたいなものを持っていないと手伝いが始まりません。

そういう主体性の種を待っていると当然短期的には学力に結びつかないんですが、受験の最終局面で「何でも自分でやる」という状態になってないと大学受験は話にならないのでそうしてます。というか、大学受験とか関係なしに人生ってそういうものだと思いますが・・・。

 

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高校入試、どこ受けよう?

昨日今日とblogアクセス数が多いのですが、時期的におそらく中学3年生の内申点が確定して「○○高校 内申点」あたりで検索した人が流入しているのでしょう。

これから高校入試まで気合いをいれて頑張っていこう!という人水を差すようですが、正直高校はよほどトップ校ではないかぎりどこに進学されてもよいと思います。

第一志望に合格できれば気持ちよく終了ということになりますが、それがかなわなかったからといって悲観的になる必要もありません。

とくに大学受験をする予定の人は、内申点などという忖度力のカタマリみたいなもので受験の大部分が決まってしまう高校入試の結果を気にしても意味ないですから。

さて一つ最近の研究の結果を紹介させてもらうと

清須市周辺で一番ヤバイ高校は一宮興道高校

だということです。まだ仮説ですが、悪い話を聞く割合が西春より五条より多いです。一宮興道の話を聞くと、五条高校がまあまあまともな高校なんじゃね?という気持ちにすらなってしまいそうです。(実際には目くそ鼻くそ)

受験を検討している人は評判など知り合いに確認したほうがよいと思います。

 

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細く長くやらないと

おととい22時に仕事が終わった後に勉強していたところ楽しくて調子にのってしまって3時になっていました。

こんな夜遅くまで勉強しているなんて、自分意識高すぎる☆とさらに調子にのったのですが、翌朝6時半からは朝塾があり3時間睡眠で金曜日に突入したところ昼間眠すぎて集中力ゼロ状態。

それどころか夕方からは頭痛に襲われ集中力はゼロを通り越して負になりました。

結局二日間での集中力や仕事量は通常時とあんまり変わってなさそうです。

高校生のみなさんも、ある日だけ調子に乗って頑張るのではなく毎日細く長くやっていきましょう。

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倍率も判定も関係ない

国立大学はそろそろ出願期間もおわって、出願した人は自分の受ける大学の倍率が気になる時期かもしれません。

受験において倍率すなわち受験予定者/定員の値というのは気になる存在ではあるがみなさんの入試には影響しません。みなさんの合否はくじ引きで決まるわけではないからです。

今までさんざん受験してきた模試結果も、こないだ受け取ったばかりの河合塾の万歳システムでの判定も同様です。

入試の合否は、最低点を上回るかどうかで決まります。

「この子はずっと模試でA判定だったから、最低点に5点足りないけど合格させてあげよう」

とはならないし、逆に模試で何判定だろうと出題された入試と相性が最高に良くて受かることだってあるわけです。

A判定をとったことがあることも入試倍率が低いことも、合格するための必要条件でも十分条件でもありません。

合格するためには入試を受けることがまずは必要条件で、さらに入試で最低点を上回れば必要十分条件です。

 

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