月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

短期的に収穫するかその先を見るか

高校生を教えていて「所属高校がどこでも受かるやつは受かる、受からんやつは受からん」ということを毎年実感しているので、たまに塾で中学生を教えることがあるとどこの高校でもご自由に進学してくれという気持ちになります。

合否よりもよほど大切なのは、「自分のことは自分でなんとかする」という姿勢を受験を通して身につけること。

高校受験でも大学受験でも共通していえますが、進学先を確保して進学していくことの主役は生徒であって塾ではありません。言い換えると、進学するために一生懸命にならなければいけないのは生徒自身であって塾ではないということです。

しかし実際には、生徒よりも生徒の受験に必死になる中学生向けの塾とか管理教育系の高校など愛知県内にくさるほどあります。

保護者の人にとっても生徒が受験に目覚める前からたくさんケツを叩いて最低限?の学力を維持してくれるこれらの塾や学校に価値が感じられるのかもしれませんが、そうやって先回りすることを少なくとも私はしたくないです。

塾は生徒の受験勉強の手伝いしかできないのですが、生徒が自分自身でまずやってみて「うまくいかない」とか「なんか非効率的な気がする」みたいな主体性の種みたいなものを持っていないと手伝いが始まりません。

そういう主体性の種を待っていると当然短期的には学力に結びつかないんですが、受験の最終局面で「何でも自分でやる」という状態になってないと大学受験は話にならないのでそうしてます。というか、大学受験とか関係なしに人生ってそういうものだと思いますが・・・。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp