月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

テスト期間に欠席?

ということでチャート5回やれというのと似たトピックで、

テスト期間にだけ一生懸命勉強やるやつはアホ

というのを述べておきます。これも最近言わなくなったのでズバッといっておきます。

断っておきますが指定校推薦狙いの生徒は当てはまりません。

一般入試受験予定の生徒向けです。一般入試というのはご存知の通り、入試の素点で合否が決まります。高校入試のように内申点が関係することはまずありません。

するとやるべきことは、大学入試の得点につながる勉強です。入試に関係のない科目なんて勉強してもしかたないし、関係ある科目でも例えば英語や国語なんかは定期テスト対策がほとんど一般入試対策としては無駄になるので勉強しても意味がありません。

あ、さらに断っておきますが、「一般入試で志望校にどうしても合格したい人」向けの話です。どこでもいいから受かったところに進学できればいいという人は読み飛ばしてください。

定期テストの対策が人生の時間の無駄と判断できれば、定期テストは卒業単位がとれる程度にやっておいて残った時間を一般入試に全て割り振るという結論にいたります。自然な結論だと思うんですが、なんとなく定期テストにむけて勉強しちゃうのが多くのアホな高校生の特徴です。テスト前だけ勉強量が多くなるというのは普段から優先順位をつけられていないということです。一般入試が最優先なら、テスト前だろうと後だろうと時間の使い方は変わりません。むしろ普段より自由な時間が増えて自習がはかどるはずです。

もう一つ断っておくと、学校のテストの進度どおりの勉強で現時点で順調に学力がついている人もこの話は無視しておいてください。

最後にアホなのが、定期テストの時期に塾を休むという行為です。

こちらは塾生諸君が一般入試でなんとか戦えるようにと思って勉強を教えているのに、一般入試の合格から遠ざかる定期テスト勉強をするために塾を欠席するというのは私には全く理解ができません。

当塾では欠席の際にLINEで「欠席します」とだけ連絡してくれればよく、欠席理由は書かないでいいのですが、もしテスト勉強のため欠席するような愚行をする人がいたら私のやる気は0になりますのでやめてください。

このようにしばらくはっきり言うので居づらくなって塾を辞める人が出るかもしれませんが、生徒数が減っても生き残りがより合格に近づくほうを私は望むので言うことにしました。禊期間です。

もう一度言い換えてはっきり言っておきます。

定期テストという目先のことに気を取られて5年後10年後の自分にたいする行動である受験勉強の優先度を下げるのはアホのやることです。目先のことしか考えられないのは2-3歳の幼児と知的レベルが一緒だということです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

日本人のアイデンティティ

引き続き「国際開発」の授業の話題です。

フィリピンをテーマにして豊かさについて考察していきます。

今回のテーマは「アイデンティティ」でした。日本人のアイデンティティとフィリピン人のアイデンティティの比較は大変興味深いものでした。一つだけ特徴を比較すると、日本のアイデンティティは「過去」、フィリピンは「未来」だというのです。

日本には縄文時代からの日本史があり今も日本固有の文化を持っておりそれが日本人のアイデンティティに寄与しています。一方でフィリピンにはそういう長い歴史や過去の偉大な統治者というのは存在しなく、フィリピン固有の文化というのも国民に共通したものは存在しないということです。フィリピンでは過去に植民地化されては自由民権運動が起こり、と思ったら独裁者が現れたり、と政治的には不安定のなか、これからの未来を作っていこうという共通の認識があるようです。

正直、フィリピンといえば

亜熱帯、ビーチ、リゾート、陽気、優しい、甘い、酸っぱい

くらいの認識しかなかったので、文字通り何も全く知らなかったと痛感しました。

先生がある農家夫婦と雑談していて「フィリピン人のアイデンティティとは?」とたずねたところ「人に優しくすることだ」という返事があったようです。

塾で商売しながら、社会に提供できる価値とは何かばかり考えている自分、つまりアイデンティティを頑張って作り出そうとしている自分にとっては、アイデンティティをすでに内面に持つものという考えには衝撃的でした。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

受験における性差

国際開発学の授業で先生が

「フィリピンでは勉強はやる気がある人に投資するので、マニラ大学では女子のほうが割合が多くて男子もバクラを除いてストレートの男子となるとマイノリティの部類」

と言っていました。バクラというのは身体は男性、気持ちは女性、好意対象が男性、という性のことです。

昨日は「勉強には体格差がある」という話を書きましたが「勉強には性差がある」というのも事実のような気がします。

女子のほうが男子よりも平均的にみて勉強にたいして真面目です。なので高1高2の段階からしっかり勉強量を確保している人が多いです。逆に高1高2の時点でしっかり勉強していない人が高3からしっかりやり出すというイメージはあんまりありません。

一方、高校生くらいの男子はまだまだ少年で女子ほど成熟していないので、将来にむけて取り組むものである受験勉強にたいしてピンときていない人が多いです。でもいったんスイッチが入ってしまったら女子よりも受験勉強にかけるエネルギーは大きい傾向にあります。少年ですからね。

もちろん以上のことはあくまで傾向であり身体的な性差と必ずしも一致するものではありませんから、保護者の方はお子さんの特性に合わせて教育されるとよいと思います。

一般的には男子はほっといたほうが良いし、女子はあんまり放置しすぎるとよく無いです。たぶん。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

zoomアプリ

日曜日に高3向けに先日実施した塾内模試の解説を行います。

塾生は以下のアプリをダウンロードしておいてください。1年前に在籍していた生徒はすでに持っていると思いますが最新版にアップデートしておいてください。

質問相談がある人は解説後に対応します。

 

iOS

ZOOM Cloud Meetings

ZOOM Cloud Meetings

  • Zoom
  • ビジネス
  • 無料

apps.apple.com

 

Android

play.google.com

 

デスクトップ

zoom.us

この先輩は見習えないわ

一つの参考書を繰り返しなんども取り組んで学力を上げる、というお手本ケースが昨日の金城の生徒でみなさんぜひ真似して後に続いてほしいんですが、こりゃ真似できないわという生徒もいます。

今年の3月に

 西春→名古屋大経済

へ合格した生徒と、昨年の3月に

 西春→名古屋大経済

へ合格した生徒です。

なんでまねできないかというと、この二人の生徒はウサギタイプでした。

前述の金城の生徒も私もそうなんですが同じ参考書を毎日毎週繰り返してチリツモで学力を獲得していくのは「性格」で学力を得るタイプ。一方で、この二人の西春の生徒はどちらかというと勉強にたいする能力が高く(理解するスピードが速く暗記が得意)、あんまり詳しく聞いてはいませんが塾の勉強だけでなく学校の勉強も消化していたようです。

普通、管理系の高校の大量のtodoはおわらせることだけに終わってしまってたいして学力がつかずに受験を迎えがちです。同じ数学の問題でも10種類の異なる問題を1回とくのと、2種類の問題を5回とくのでは後者のほうが学力が高まることから明らかです。

でもなかには、そういう非効率的で無計画な大量演習でもなんとか学力をつけることができる生徒というのがいます。私が1500ccくらいで常に6000回転くらいで走る小型車とすれば、彼ら彼女らは5000ccくらいの排気量のでかいエンジンを積んで一気に加速してすっ飛んでいく高級車タイプです。

当塾にくる高級車タイプの生徒はいいエンジン積んでいるのにギアがあっていなくて加速できていないことで自分が高級車と気づいていないので、1速→2速→3速とあげていくような勉強のやり方をおしえます。

「スポーツでは体格差で有利不利が生じるが勉強は誰に対しても公平」

みたいなことは信じたいところですが、残念ながら高校生時点にもなると体格差があります。塾で何十人も見ているとそれは認めざるを得ない事実です。

まあでも世の中完全に公平なものなんてなくて、その中では勉強は割とマシなほうなんでくじけずに頑張りましょう。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp