一つの参考書を繰り返しなんども取り組んで学力を上げる、というお手本ケースが昨日の金城の生徒でみなさんぜひ真似して後に続いてほしいんですが、こりゃ真似できないわという生徒もいます。
今年の3月に
西春→名古屋大経済
へ合格した生徒と、昨年の3月に
西春→名古屋大経済
へ合格した生徒です。
なんでまねできないかというと、この二人の生徒はウサギタイプでした。
前述の金城の生徒も私もそうなんですが同じ参考書を毎日毎週繰り返してチリツモで学力を獲得していくのは「性格」で学力を得るタイプ。一方で、この二人の西春の生徒はどちらかというと勉強にたいする能力が高く(理解するスピードが速く暗記が得意)、あんまり詳しく聞いてはいませんが塾の勉強だけでなく学校の勉強も消化していたようです。
普通、管理系の高校の大量のtodoはおわらせることだけに終わってしまってたいして学力がつかずに受験を迎えがちです。同じ数学の問題でも10種類の異なる問題を1回とくのと、2種類の問題を5回とくのでは後者のほうが学力が高まることから明らかです。
でもなかには、そういう非効率的で無計画な大量演習でもなんとか学力をつけることができる生徒というのがいます。私が1500ccくらいで常に6000回転くらいで走る小型車とすれば、彼ら彼女らは5000ccくらいの排気量のでかいエンジンを積んで一気に加速してすっ飛んでいく高級車タイプです。
当塾にくる高級車タイプの生徒はいいエンジン積んでいるのにギアがあっていなくて加速できていないことで自分が高級車と気づいていないので、1速→2速→3速とあげていくような勉強のやり方をおしえます。
「スポーツでは体格差で有利不利が生じるが勉強は誰に対しても公平」
みたいなことは信じたいところですが、残念ながら高校生時点にもなると体格差があります。塾で何十人も見ているとそれは認めざるを得ない事実です。
まあでも世の中完全に公平なものなんてなくて、その中では勉強は割とマシなほうなんでくじけずに頑張りましょう。