月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

やる気になるのは自分次第②

やる気になりやすい人と、なりにくい人に傾向があるとしたらどんな違いでしょうか?これは想像の域を出ないので恐縮ですが、考えてみたいと思います。

昨日、やる気になるのは自分次第で外野がどうこうできない、というようなことを述べましたが、実はやる気になるのは内的に発生するのではなくある瞬間に外的要因で発生するものです。

たとえば一時期私はボディビルディングにハマって本気で肉体改造していました。ゴールドジムに通い、トレーナーさんに筋トレメニューと食事メニューを考えていただき、週2回必ずトレーニングをして4種類のプロテインを使い分け、大量のご飯を食べていました。そのときは外食で出てくる揚げ物の衣とか脂質をとることが嫌で全て取り除いていたりして、ちょっと病的なほどに食事にはこだわっていました。

それまで運動といえば中学までやっていたサッカーくらいでその後は楽器にのめり込んでおりどちらかというと文化系の趣味だったのですが、運動系を通り越して一気に肉体改造に走ったのはなぜかというと、youtubeで小沼敏雄選手の映像を見て大変ショックを受けたからです。この動画を見た直後に自分の身体を見て、ショックだったのです(笑)

なぜ自分はこんなにヒョロヒョロなんだ・・・という衝撃が走りました。次の日からゴールドジムでのトレーニングの日々が始まりました。

もう一つ自分の体験を。これは行動に移らなかった例ですが、昨年色々本を読んでいて一冊とても感動した本がありました。それは泣けるとかいう意味での感動ではなく、この人の言うとおりだ!という意味での感動で、是非ご本人とディスカッションさせていただけないだろうかと思い、メールで連絡とろうかと思って文面を考えましたが結局やめました。やるべきでない理由のほうが大きかったからです。それから、この瞬間よりもメールをしたい気持ちになることはありませんでした。

これは少し言い訳があるのですが昨年は会社員をやめて塾を始めるまで少し計画に時間がかかりまして社会的には無職という時期だったので、相手にされないだろうという判断です。会える人のレベルというのは自分のレベルの前後だと思いますので、今は自分のレベルアップが先です。

さて、この2つの例から考えると「やばいと思った瞬間が、何かを始めるのに一番良い瞬間である」ということです。「いつやるか?」と自分の中に疑問符が芽生えた瞬間が「今でしょ!」とも言えます。youtubeでぼーっと動画をみていて、自分の中に衝撃が走った次の日に行動するからやる気が維持されるのです。来週でいいっか、だったらそれほどやる気は維持されません。

ですのでやる気が芽生えた瞬間に積極的に自分で水と肥料をあげなければならないのです。やる気を高く持てる人と、持てない人の違いはここではないでしょうか?もう少し簡単な言葉にすると、行動力の有無による違いのような気がします。

私は決して行動力がある方ではないと自分では思っていますが、何か衝撃を受けた次の瞬間にすぐ自分で自分に水と肥料をやる技術は高いと思います。感動したらすぐ行動です。瞬発的な行動力はある。一瞬だけ接線の傾きが大きくなるみたいな。

なぜそれが出来るかというと、そうすることが一番結果が出て楽しいということを過去の経験の中から知っているからですが、では一番最初にそう行動したのはいつかというとわかりません。中学かもしれませんし、小学校のときかもしれません。

大学受験において、いつやるか?今でしょ!と自分でスイッチを入れて、合格するまで本気で勉強に取り組むことで成功はもたらされます。そしてこの一連の行動は過去の成功体験が無ければ大学受験の3年間かけて維持するのは困難です。とすれば高校入学までに小さい成功体験をいかに詰めたかどうかという点で、もしかしたら全て決まってしまっているのかもしれません。

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