和田秀樹氏が「受験は要領だ」と述べたとおり、受験というのは学力の高い順に合格するのではなくて要領よく勉強できた順に合格するものという側面があります。
では要領の良さとはたとえばどういうことかというと、受験に必要な科目だけ勉強するということです。
当然では?
と思う人も多いかもしれませんが、現役高校生というのは高校のカリキュラムという制約があるのでどうしても不要な科目を勉強せざるをえないし、定期テストなんかがあると特に追試の激しい尾張の高校生というのはこの時期強制されてしまいがち。
たとえば理系の学生にとって漢字の書き取りなんて意味がないし、テスト前3日で焦って覚えたものなんてテストの3日後には忘れています。しかしみんなまじめだから、頑張っちゃうんですよね。
数学くらいはテスト範囲の基本例題をおさらいしておいて損は無いと思いますが、そのほかは前日の夜に1〜2時間詰め込んで赤点をまぬがれる程度にしておいて、あとは平常どおり大学入試にむけた勉強をしつづけることが、「継続」という言葉の意味です。いちいち定期テストごとによそ見していては、それだけで進学先の大学ランクが1つは下がり得ます。
ビリギャルみたいに学校の勉強全部無視して受験にむけて突っ走れるというのは才能のようなもので、一見「私にもできそう」と思わせるストーリーですが実はそれが出来るのは10人に1人くらい。
これは性格の話ですから、その通りだと納得しても身体が動かないとなるとたぶん改善の見込みはないので、そういう人は無駄な時間を過ごす分どこかで取り戻さないといけないのですが・・・