月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

ひたすら内職して自習せよ 2

自習では参考書の行間の意味を理解する読解力、わからなかったときに自分で試行錯誤してみる好奇心(というか知的欲求)が必要です。私のざっくりした感触でいえば、読解力は一宮高校くらいならみんな持っている。一宮西も多分ある。西春五条だと上位3割くらいは持っている。

一方で、参考書にわからないところがあったときにそれをどう解消していくかの好奇心を所有している人の割合は、読解力に比べたら格段に下がります。数学で解法の知らない問題を解くときに、手がとまって全く動かないという人は危険信号です。わからないことがあったときにそれを知っていそうな人に聞いて解決できるのも能力ですが、それよりは自分でいろいろ調べて解決できるほうが断然学力になります。

そういえば今の高校2年生で、昨年のいつだったか、生徒間で質問しあって勉強した気になっている文化がはやりそうだったので「生徒間の質問は禁止!」といって釘をさしておきました。質問されるほうは時間を奪われるし、するほうはアホになるだけなのでやめましょう。

読解力と好奇心に加えて、情報収集ができて判断力があれば学校も塾も不要です。自分で自分にとって必要な参考書を調べて自習すれば、どんな大学でも目指せます。

青チャートと一対一を習得できれば、ほとんどの大学の数学の問題は合格点までとれます。IAIIBIIIまで青チャと一対一を買いそろえても税込みで14,159円です。私の塾の一ヶ月の月謝に満たないです。

勉強が趣味で苦痛じゃないというタイプは、参考書だけでどんどん進めていけます。塾をやっているとこの手の生徒と出会うことはほとんどありませんが、たまに一宮などのハイレベルな高校から「自習だけで東大」とかいう凡人には良く分からない結果を出す人はこれに該当します。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp