月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

生きていることの確認=幸福

昨日の生徒の集合写真をみると私はとても満たされた気持ちになるのですが、これらの生徒と全く関係のない人からしたら「だから何」くらいの感情しか得られないかもしれません。

一方で、たとえば私が「ベンツのSクラスを新車で買いました!」とかいってピカピカのベンツの写真をアップしたら「かっこいいな」くらいの、ちょっとしたうらやましい気持ちを発生させられると思います。

それで思ったのですが、実際に人生に幸福をもたらしてくれるものとは、目に見えるモノではなくて、目には見えない人間どうしの関係性ではないかということです。

家族関係、友人関係、あと私でいえば生徒との関係、などがありますが、これらの関係というのは一朝一夕で得られるものではないし、逆に一朝一夕で失うようなものでもありません。

同じ家に同居していなくとも、親や兄弟の関係はたとえ半年ぶり、1年ぶりに会うとしても空白期間なんて無かったように会話できるし、会っていない時間でも元気にしているだろうかとお互い考えるわけです。

人間関係=植物の根、みたいなイメージで、関係性が強いほど根が太くなり、根が太くなるというのは自分が生きているということの言い換えです。

と考えると、自分がこの世の中で生きていることを確認できるほど幸福感に満たされるのではないか。

関係性や生きていることの確認のように他人からみてうらやましいとは思えないことが自分に幸せをもたらすのに、お金とかモノあるいは一瞬の綺麗な風景といったうらやましさを生じるものが、実は本人には一瞬の幸福しかもたらさないものだというのは興味深いです。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp