小中高の臨時休校にともなって映像授業系のサービスで、春休み中無料とするところがちょくちょくあります。たとえば青チャートも普段なら数IAで3000円ほどする動画を無料で公開しています。
http://www.chart.co.jp/sp/ict2020s.html
スタディサプリが登場したとき(最初は「受験サプリ」という名称でした)、すごいサービスがでたものだなと思いましたが、結局映像系授業というのはジャンルでいえば塾・予備校というよりは参考書です。
もちろん塾も予備校もない、電車が1時間に1本あるかどうかという田舎にいながら「東大にいきたい!」と勉強する生徒にとっては救世主に違いなく、地理的格差を埋める役割を果たしているというのは少なからずあると思います。
しかしそこまで高いモチベーションがあるわけではない生徒にとっては、参考書を開くのもスタディサプリの画面を開くのも労力としては同じであって、もともと受験参考書を誰に言われずともコツコツできるタイプは活用できるし、2週間くらいで息切れしてしまって参考書の最初の10ページしか折り目がついていないというタイプにとってはその後しばらく利用料を支払って、そのうち2ヶ月くらい利用しない月があって解約・・・となる種類のものです。
音楽業界におけるコンサートとCD(いまどきはCDでもないのか)の違いが、勉強における塾と参考書の違いと似ていて、塾というのは「週に○回足を運んで、場の空気を先生や他の生徒と共有する」「インタラクティブに質疑応答ができる」という特徴があり、そこに付加価値があります。
youtubeチャンネルのほうもよろしく!
https://www.youtube.com/channel/UCsW3Od_W9kaKetYfUcrw-FQ