月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

教員一人当たり生徒数が国立のほうが圧倒的に少ない

コロナの様子を見ていると、

「うわあああ死ぬぅう!マスク買わないと!Vドラッグに2時間並ばないと!えっトイレットペーパーもなくなるの?買い占めないと!」

という反応をする人と

「コロナって結局感染しても風邪程度の症状で若者は死なないじゃん。空気感染しないのに健康な人がマスクするの?トイレットペーパーなんて業界が在庫有るって言っているんだから一週間以内にVドラッグも問屋から入荷するでしょ。マスクと違ってウ○コの量なんて昨年度対比で2倍に増えるわけじゃないし」

と反応をする人と、その中間くらいの反応をする人で別れます。

私なんかはまだ30代というのもありますが完全に後者の人間で、まあかかるかもしれないけどインフルとか風邪だって普通に生活していたら感染リスクがあるし、くらいに考えています。

新型コロナが怖い人は風邪にかかったときに「旧型コロナに感染した!」と是非騒いでほしいです。

 

でもこういうタイミングだからありがたく言わせてもらいますが

風邪の症状があるときには塾にくるな!!家で休め!

恐ろしいことに風邪引いても塾に来る生徒がいるんですよ。

本人が自覚していないならまだしも以前「鼻水キツそうだな、風邪か?」「ハイッ風邪です!」と返事されたときにはどうしようかと思いました。

めんとむかって「帰って」とはさすがの私でも言いにくいので(結局↑の生徒が帰ったあと机とドアノブをアルコール洗浄した)、今回の騒動で「風邪の症状の人は無理して外出してはいけない」という雰囲気が醸成されることを願います。

 

さてこのコロナに対する反応というのは

周りの雰囲気を読んで判断するか、事実をもとに判断する

という判断の取り方の差のように思えます。

 

これはコロナにかかわらず普段の受験勉強での判断でも見られることで

周りの雰囲気を読んで判断する人というのは、学校の授業や宿題をとりあえず勉強の中心にする人であって、事実をもとに判断する人というのは志望校の入試問題と合格最低点から逆算して合格のために必要なことから順に取り組む人のことであります。

高校生くらいの若い年齢の人は、人を疑うという経験がないし人に裏切られたり騙されたりした経験がない人のほうが多く、学校の先生が「学校のことをやっておけばコッコウリツにうかる!私大なんかコッコウリツより格下、コッコウリツこそ至高」みたいな雰囲気をガンガン作ってくるので、コロッと信じてしまうのも仕方ないとは思いますが、当塾のblogなどをみて一人でも多く事実から判断するという若者が生まれることを願います。

「教員一人当たり生徒数が国立のほうが圧倒的に少ない」とかいう謎理論でコッコウリツを推してくるのは意味不明すぎるのですが(大学生全員が博士課程にでも進むのか?本当に勉強したい人なら私大だろうが国立だろうがリソースを最大限活用するのでは?田舎の国立は本当に研究環境として満足なのか?教授に手取り足取りしてもらわないと大学生は勉強ができない存在なのか?)、それをそのままオウムのように「教員一人当タリ生徒数ガ国立ノホウガ圧倒的ニ少ナイ」などと反復する高校生もいてあげくの果てには「3科目しか勉強してない人しかいない私大には進学したくない」などという高校生が本当に生産されていると聞くと、世の中こんな風になっているのだというのは塾を開いて高校生と対峙してみて毎年感動しています。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp