高校に進学すると似たような学力の同級生が集められているはずなのに、半年もすれば上から下までかなり学力差がついてしまいます。
いやそもそも愛知県は公立高校を2校チャレンジできるので第一志望合格者と滑り止めでの合格者が同じ高校に進学することになり、入学時点でも同じ学年で学力差があります。
学校の授業は基本的には半分から上くらいの「理解している人」を前提にしているので入学後半年、1年たって自分が「理解できてない人」に入ってしまった場合には学校の授業内容と自分の学力がマッチしていない状況になってしまいます。
いったんそのような状況になってしまうと卒業時までずっと学校の授業が身の丈に合わない状態になり、かなり不健全です。
そのため自分が理解できていないほうに入ってしまったときは、とくに理数系科目については、学校の授業は捨てて自分が理解しているところまで戻って勉強しなおすほか対処策がありません。
このように自分が置かれている状況を客観的にみて(メタ認知といいます)、その上で志望校合格にむけてどうしていかなければいけないのかを考えて行動していかないといけないという点で大学受験は高校受験と異なります。
高校受験の場合は「理解している点まで戻る」ことが不要です。なので学校の勉強にせよ塾での勉強にせよ、とりあえず与えられたことを周りの同級生と同じようにやっておけばあんまりひどい結果になることはありません。
一方で大学受験の場合は、自分がやばい状況になっていると気づいたら、周りの同級生とは違う道を行かないとひどい結果をまぬがれません。
ただ周りの同級生と違うことをするのはかなり勇気がいるので難しいです。