月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

国語力とは

高校入試の講習にむけて現代文過去問をひたすら解いてるんですが、愛知県の高校入試の国語は問題が適度に簡単なのでちゃんと本文を読めているかどうかのテストにはなかなかよくできていると思いました。

よく勉強で大切なことはという文脈で「国語力」とか「読解力」が語られることがあります。何をするにも思考の土台になるのは日本語を読む能力だよね、という意味です。

でもこの「読解力」を大学入試の文脈で「じゃあ現代文をうまく解く練習をしたらいいのか」と解釈すると、それは違います。

大学受験の現代文は「読解力」があることは前提とした根拠探しゲームみたいなところがあるので、読解力がない人が取り組んでもいわゆる「読解力」は伸ばせません。

でも「国語力」とか「読解力」に悩む人は、なんとかしてそのベースの部分を鍛える必要があります。そのためには、極端なことをいうと幼少期の絵本の読解からやり直す?みたいなことになるのだと思います。でもさすがに一度自分の母国語能力をリセットすることはできないので、リセットせずに戻ることができる読解訓練に戻らなければいけません。

その着地点の一つである高校入試は、とくに選択肢が難解というわけではなく本文を文字通り読むことができたら自然に選択肢を絞れる難易度になっています。

もちろん「国語力」「読解力」は選択肢を選ぶことが本質ではないのですが、選択肢を絞る過程で自分の読解が著者の文字通りになっているか確認できます。

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