月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

アラフォーの志

昨日紹介した地質調査のイベントは、もちろろん来年度以降も授業で地学を教えるにあたって色々勉強しておきたいという目的もあるんですが、強い志があるわけではありません。趣味を仕事にしてみたというくらいの軽い気持ちです。

一方で、普段働いていてやりたいことといえば、中高生の能力を最大限発揮させてそれぞれの人生を大きく進めるきっかけになるような塾にしていくことです。

いまだにTwitterじゃなかったXのトップに固定している記事で、もともと五条で高1のあいだ超猛勉強していたのに数学の模試順位が毎回下がっていた、という高校生の話があります。

その生徒は「数学はセンスがないとできないのか」と思い悩んいたらしく、実際にもう数学を捨てて社会受験をするか入塾前にかなり考えたららしいんですが、塾で教え始めて最終的には高校内でも模試で上位1割になるくらい学力が上がりました。

最後いろいろドラマがあったこともあり、強く印象にのこっています。

大学受験の勉強は高校受験の勉強とは異なるものなので、中学時代と変わらないやりかたと高校で教わる非効率的な勉強をやっていると成績に伸び悩むことになります。

でもそういう生徒でもやり方を修正すればいくらでも復活できます。本当は上位の成績をとれる能力がある、あるいは能力を伸ばしていけるのに、色々な障害があって能力を全然伸ばせていない人が多すぎます。

この障害を取り除いて塾生の学力を伸ばしたい。塾を始めてそこそこの年月がたっていますが、この思いは枯渇することなく、行動の原動力になっています。

ただこれは簡単なことではなく、今までは「ひたすら自習やで」と教えてそれに納得した人が受かっていったんですが、正しい勉強のやり方を教えるだけではなくて、もっと心の奥に突っ込んだ洞察をするというのが今年の課題です。

どうやったら中高生が「もっと自分はできるはず」と思ったり、その思いを行動に変換していけるのかを研究しないといけません。いくつかの仮説のうちの一つは書き初めに書いた「受験は団体戦」です。もちろん管理教育高校のいう全体主義的な文脈ではなく、受験生の心を支える応援団としとの団体戦という意味です。

なんか熱いことかきました。アラフォーのわりに、20代のときより前向きに働いている気がします。かなりいい話書いたので将来「私の履歴書」の元ネタにしますね。日経新聞とってないけど。

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