月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

3本目のハンマー紛失事件

今まで2本紛失経験がある地質調査用のハンマー。

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3本目を買いました。

今まで買った2本は、柄が青いナイロン製でしたが3本目はレザー製です。

 

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これが自然となじむ色で、現地で使ってかなり気に入りました。

心なしか、ナイロン製グリップのものよりも岩石を割りやすい気すらします。サイズは同じはずなんですが。

デビュー戦の調査地は地図を見ると地名に「崩」とあり、文字通りかなり急勾配で色々崩れている場所でした。

自分の足や手を次にどこにおくのか一歩一歩考えながら、慎重に移動します。

転んで打ち所が悪かったら・・・という悪い予感がする場所もあるんですが、男ってたぶん総じてバカなのでそういう所ほどテンションが上がって避けるより進みたくなります。

ズンズン進んでいくと、腰のケースに入れたハンマーがツタにひっかかりました。

「杉以外の植物なんて珍しいなあ」

と思った次の瞬間、ツタに引っ張られたハンマーがケースから抜けて

コロン・・・コロン・・・

と転がっていき、

滝壺にボチャン

 

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見えますか?

 

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よく見ると・・・

ここにうっすらとレザーの柄が見えます。

この滝壺、木の枝で水深を探ってみるとだいたい70〜80 cmくらいで、手を突っ込むだけでは届かなそうです。この日の気温は9度程度でしたが水はかなり冷たい。

しばらく落ちていた木の枝で「こっちへ来い」と滝壺を探ってみますが、なかなか動きません。

5分探って、暑くなってリュックサックを脱いで

5分探って、次にヘルメットを脱いで

5分探って、アウターを脱いで

5分探って、もう何もかもぬいでダイブしちゃおうか?という考えが頭をよぎり

5分探って、「あなたの落としたハンマーは金のハンマー?銀のハンマー?それともこの鉄製のハンマー?」という物語が頭をよぎり

なかなか動きません。

自分はなんてハンマーに縁がない人間なのだろう。2本なくして、3本目は滝壺のなか。手なづけるのが難しいアバターの鳥かなんか?

などと愚痴を考えながら30分たったころやっと動いて手前に近づいてきました。

この時点で水深を探ると、腕一本分くらいだったので上半身の服を脱いで

1,2,3

とカウントして腕を突っ込んだところ、手が届き回収できました。

もう紛失はこりごりです。

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