昨日紹介した「崩」という地名の沢は、1年前も大学の地質調査で行ったことがありました。なので調査するのは2回目の場所です。
2回目ともなると、どういう地層が現れるかだいたい分かった状態で調査に入ることになるので、余裕をもって観察することができます。
地層の走向傾斜を計測するのも落ち着いてできるし、走行傾斜を記録するだけでなく露頭の形状(塊状なのか、層状なのかなど)に気を配ることもできるようになります。
普段からチャート演習は「繰り返し5回やるべき」派としてblogでもたびたび書いていますし、塾生にそのように伝えることも多いです。
勉強でも地層の観察と同じように、1回目より2回目、2回目より3回目のほうが細かい部分に気を配れるようになるので理解が深まります。
高3になると多くの高校でスタンダードやメジアンなど入試問題集を配布されますが、この手の問題集は入試からチョイスしているだけあって難問ぞろいです。
繰り返し解く用途の問題集ではないので、やるだけ時間の無駄です。
高校生にとっての受験は、いかに学校から与えられる無駄をよけられるか勝負という側面もあります。