息子3人を理3に入れたという人の本を読んでみました。
理3合格はたぶん甲子園優勝よりは難しいので3人が受かるというのはすごいです。しかも本を読む限り、息子たちが勝手に努力したのではなく、母が相当影響していますから半分くらいはこの人の手柄だと言えそうです。
この人自身も相当勉強しているので気軽に真似することは火傷になりそうですが、ヒントはあるかと思います。めちゃくちゃ合理的で、無駄を一切排除していつつも、勉強だけにならずストレスを分散しているのは芸術的なバランス感覚です。
しかしこの本を読んで、実際に学力につなげられる人はごく少数でしょう。たいていの人は、これだけ合理的に行動できないものです。非合理的な人の集団で生活していると、どうしても元に戻ろうとする力が働くのです。振り子のようなもので単振動を繰り返して、空気抵抗を受けながら結局もとの位置に戻っていきます。合理的に振れた瞬間に、糸を切って飛び出せる人はなかなかいません。
内容的にはその通りだなと思うことが多かったので、是非読んでみてください。ビリギャル母の本よりは再現性があるのでおすすめですよ。