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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

五条高校の生徒が3年間しっかり勉強して国立大学医学部に現役合格した話 2

合格発表直後に、Kさんに書いてもらった体験談をご紹介します。

僕は、学校の先生から「この大学に行きたいなら、定期テストで1位をとれ」と言われました。でも、定期テストと入試は関係ない気がしていたので、相伝のチラシにすごく共感しました。入塾前は、学校の課題をこなしていただけでしたが、入塾後は、自分で取捨選択して勉強できるようになりました。このことが自分の成績を伸ばしてくれたと思っています。勉強生活については、多くのテキストに手を出さず、同じテキストを何度もやる、睡眠はしっかりとる、学校に頼りすぎない、志望校の問題傾向を知っておく、ということが大切だと思います。最後に、学校よりも自分や、自分の選んだテキストを信じたほうが合格に近づけると思います。あと、僕は後期で受かったので、最後まで諦めないということが大切だと思います。

高2からの2年間が圧縮された良い作文をしてくれました。ありがとうございます。入塾から、振り返ってみたいと思います。

Kさんは新高2の春に入塾しました。入塾前、春期講習説明の面談では、「医学部に行きたい。高1の1年間は学校のテストを中心に勉強してきて、先生からは『医学部にいきたいならまずは定期テストで1位を取れ』と言われた」ということを言っていました。

blogでは繰り返し述べていますが、学校の定期テストと入試は完全に別のものです。定期テストというのは教科書の数十ページの短い範囲を要領よく暗記する能力を測るものである一方で、入試というのはとくに医学部などの難関大受験においては参考書数百ページを計画的に理解していく能力が求められます。一般入試で医学部に合格したいのなら、定期テストは無視して大学入試のための勉強をいますぐ始めるべきだ、という話をしました。

「医学部にいきたいならまずは定期テストで1位をとれ」というアドバイスは「甲子園にいきたいならまずは100mを10秒台で走れるようになれ」と言うのと、大差がないように私には思えます。

Kさんの場合、面談の数ヶ月前にはすでに定期テストにたいして懐疑的だったようですから、私の話はすぐに理解してもらえたのだと思います。 ちなみに、一番最初に疑いを持ったのはテスト中に、分からない選択肢の問題でア、イ、ウ、エのどれを選ぶか一生懸命考えていたときに「あれ、これで正解して1位をとっても入試にはつながらないんじゃね」と思ったときだそうです。なかなか、鋭い思考をしています(笑)。

Kさんにはいくつか非凡な能力がありましたが、高1の段階で学校の言うことを疑えたというのは振り返ると大きな分岐点でした。五条高校は教える側も、教わる側も高校の勉強方法にどっぷり浸かっていますから、そのやりかたに疑いをもてる生徒というのはおそらくかなり少数派です。クラス40人中、1人か2人程度しか存在しないのではないかと思います。

さらに幸運なことにKさんのお母様が私の折り込みチラシを見つけてくださいました。いまでこそblogを見てくださる人が毎日数百人いますが、当時のblogアクセス数は1日に20とか30で、そのほとんどが私と妻でした。blogを見てきたという人などいるわけがありません。先日、お母様から「チラシをみて先生のような人にみてもらえれば伸びるんじゃないかと思いました」と身に余るお言葉を頂戴しましたが、まだ生徒もいなければ看板もない私の塾に興味を持っていただけたからこそ、Kさんと私が面談をすることができたわけなので、幸運に感謝するほかありません。